神隠しの真相に迫る!神隠しに遭いやすい人には特徴があった!

ホラー風のアイキャッチ

ホラー映画やミステリー小説、都市伝説などでよく目にする「神隠し」という言葉。

原因不明の失踪事件などを指すことが多いですが、そもそもいつから、どのような現象を「神隠し」と呼ぶようになったのでしょうか?

言葉の由来や、なぜ神隠しが起こってしまうのか、その真相に迫ります!

神隠しとは?

神隠しの伝説がありそうな森のイラスト

まず最初に、神隠しの基礎知識を解説します。

神隠しの意味

神隠しという言葉の意味は、「人間がある日忽然と消え失せる現象。神域である山や森で、人が行方不明になったり、街や里からなんの前触れも無く失踪することを、神の仕業としてとらえた概念」とされています。(参考:Wikipedia

神域に消える

日本では、縄文時代以前から神や霊魂の存在が信じられており、行方不明者の多くは「神域」に消えたと考えられていました。

特に山や森、岩などには霊魂が宿っており、神域と現世を分ける存在とみなされていたため、そこに誤って足を踏み入れてしまった場合行方不明になってしまうとされていました。そのような理由から、原因不明の行方不明者の多くは神域に足を踏み入れたせいだとされていたのだそうです。

神隠しの言葉の由来

天狗のイラスト

神隠しの言葉の由来には、既にお話した「神域」の考え方が関係しています。

人知の理解を超えた出来事

神隠しは元々、神域に足を踏み入れてしまったことで行方不明になったとされた、原因不明の失踪事件を指す言葉です。

「神様の手によって隠されてしまった」かのように人が消えてしまうため、「神隠し」と呼ばれるようになったのが最初。そのため、人以外にも、原因不明の失くしものなどのことも神隠しと言っていたそうです。

天狗隠しや鬼隠しとも

昔、天狗は山の神とされていました。そのため、山に分け入った人が失踪してしまった場合は「天狗隠し」と言われていたのだそうです。

更に、鬼は人を食べたりする化け物だとされていたので、神隠しを「鬼隠し」と呼ぶ場合もあるそうです。

神隠しに遭いやすい人がいるらしい!?

驚いている女性

なんと、「神隠しに遭いやすい」と考えられている人が存在するのだとか!?

精神的に不安定な人は神隠しに遭いやすい!?

神隠しに遭いやすい人、それは、精神的に不安定な人なのだとか。子供や産後の女性など、精神的に不安定な人の心には天狗や鬼などが介入しやすく、神隠しに遭いやすいとされていたのだそうです。

言い伝えられる神隠しの伝説

神隠しの伝説がありそうな神社

さまざまな地域で神隠しの伝説は言い伝えられ続けています。

八王子に伝わる神隠し

かつて、東京都の八王子で子供が神隠しに遭うことがあったようです。その際に、両親がよばり山と呼ばれる山に行き、子供の名前を呼ぶとどこからか子供が帰ってくるとされていたのだそうです。

沖縄に伝わるの神隠し

沖縄県では、神隠しを「物隠し」とも呼んでいました。物隠しに遭った者はなぜか自分の櫛を持って帰ろうと一度戻ってきて、櫛を手に入れたら再び出ていって帰ってこなくなってしまうと考えられていたのです。

そのため、物隠しに遭った人の家族はいなくなってしまった本人の櫛を隠して、盗られないようにするのだそうです。

市川市の本八幡にある場所

千葉県市川市で言い伝えられているのが、「八幡の藪知らず」という伝説。八幡神社にほど近い藪の中に「足を踏み入れると二度と出てこられなくなる」といった伝承で、その理由は明確ではありません。古くから入ってはならない場所とされており、現在でも近隣の人達の間では、ここに足を踏み入れることをタブーとしている人は多いようです。

JR本八幡駅から徒歩5分ほどの場所にあり、広さが20m四方程度の小さな藪なので、通常ならば中で迷って出られなくなるような広さの場所ではありません。現在は藪の一角に小さな社殿が設けられ、整備されていますが、奥の藪の部分は柵で立ち入れなくなっています。

神隠しのほとんどは説明がつく

誘拐のイラスト

当時神隠しと言われていた事件の多くは、現在では様々な点から説明がつく場合が多くなっています。

現代の誘拐の類

多くの神隠し事件は、現代での誘拐事件の類であることが多いようです。

現在は情報網や警察の捜査網が発達していてすぐに原因が発覚する場合が多いですが、昔は誰かに攫われてしまった時点で「神隠しである」と断定されてしまうことが多かったようです。

自ら失踪する場合

自分から家族などの前から姿を消してしまった場合も、神隠しとされていました。

こちらも誘拐と同様、現在では情報網の発達によってすぐに原因が発覚する場合が多くなりましたが、当時は防犯カメラやスマホなどもないので原因を突き止めるのが難しく、神隠しとして納得するしかなかったようです。

情報が乏しかった為に神隠しとされた

全体的に、昔の日本では失踪事件の捜査のための情報が少なかったため、神隠しだとするしかないことが多かったようです。

そのほかにも殺人や、貧しくて子供を養えない家族が子供を間引きした場合なども神隠しとしていたようです。

本当に不思議なものもあるかも

一方、そんな神隠し事件の中にも、不思議な事件がある可能性はいくらでもあります。現代でも失踪事件の一部には、原因がわからず迷宮入りしてしまったものも少なくありません。

多くの神隠し事件は現代ではその理由を説明することができますが、全ての真相が説明できるものではなのです。

【まとめ】伝説!?神隠しの真相とは

ホラー風の女性

原因不明の誘拐や失踪などを人智を逸したもののせいだとする神隠し。神隠しの伝説には、日本人の信心深さや当時の人々のリアルな生活事情が垣間見えました。

その原因の多くは現代では説明できるものですが、中には本当に不思議な存在の仕業だったものもあるかもしれません…。

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出典:wikipedia

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