ほくほくで美味しい銀杏だけど・・食べすぎると中毒症状を起こす危険性が!?

ほくほくで美味しい銀杏。しかし、食べすぎるのだけは避けたい禁断の食べ物なのです。銀杏は有毒で食べすぎると中毒症状を引き起こす危険があり、実際に死亡例もあるようです。

そこで今回は、美味しいけど毒がある銀杏についてご紹介します。もし食べようと思っているのなら、まずはこの記事を読んで勉強してからにしてくださいね。

銀杏はイチョウの実の種

銀杏はイチョウ科イチョウ属で中国原産の裸子植物です。イチョウの木にそのまま実がなるのが特徴。

イチョウの木の特徴

銀杏はイチョウの木になります。イチョウの木自体は全国で普通に見かけます。葉の形状が特殊で扇形になっているのも特徴となっていて、日本では街路樹などに用いられることも多いです。

ただ、分類上はとても珍しい世界最古の植物の1つです。実際に全国各地で化石が発見されているなど、古くから日本にも自生していたことがわかっています。イチョウ科の植物は氷河期にほぼ絶滅してしまったのですが、イチョウだけは唯一現存する種です。

イチョウは実はレッドリスト入りしている植物でもあるなど、人間がしっかり守っていくべき存在でもありますね。

銀杏(ぎんなん)の特徴

イチョウの実は他の木の実に比べても独特の匂いを持っているのが特徴です。その匂いは様々な形で形容されるのですが、表現できない香りとなっています。実際にその臭さのせいでネズミやサルも食べません。

人間も食べすぎると中毒を引き起こして死亡する可能性があるなど、イチョウの木自体はとても綺麗な葉を持つ植物なのですが、イチョウの実には注意しておきたいですね。

美味しい銀杏には毒がある

銀杏は食べると美味しいことで知られ、好きな人は毎年銀杏がなる季節を楽しみにしている人もいるくらいですね。

銀杏の食用部分は「仁」

銀杏の食用部分はイチョウの実の種の中にある「仁」と呼ばれる部分です。イチョウの木から落ちた実を腐れせ、果肉部分は洗い落としてから種を天日干しにするのが一般的な加工方法です。ちなみに果肉部分に関しては非常に臭い為食用には向かないのと、強烈な渋みがあるため食用にはされていません。

食べるなら美味しい仁の部分にしましょう!しかし、食べすぎには注意ですよ!

銀杏には神経毒がある

食用として人気の高い銀杏の実ですが、実は「4-O-メチルピリドキシン」という神経毒を持っています。この事実に驚いた人も多いのではないでしょうか。

4-O-メチルピリドキシンの特徴

4-O-メチルピリドキシン、もしくはギンコトキシンと呼ばれるこの成分は、イチョウで生成される神経毒です。少量の摂取なら問題ないのですが、多量に取りすぎてしまうと、意識障害や痙攣、場合によっては命を落としてしまうほどの毒性を持っています。

では、どのくらいの量を摂取すると危険なのでしょうか?

中毒症状を起こす摂取量

1つや2つ銀杏を食べたところで中毒になることはありません。大人であれば40個~300個ほど、子供であれば7個~150個ほど食べると危険性があると言われています。

これは体質などによっても変わってくるため、危険な可能性のある個数にかなり幅があります。大人に比べ子供の方が中毒症状を起こしやすいので幼児が銀杏を食べすぎてしまわないように注意してみておくことが必要です。

ビタミンB6の欠乏症状での摂取は危険

銀杏の有毒成分4-O-メチルピリドキシンは、ビタミンB6の働きを阻害する抗ビタミンです。その為、ビタミンB6が欠乏している状態で摂取してしまうと通常よりも少ない摂取で中毒症状を引き起こしてしまいます。

通常、数十個以上の大量摂取をしないと中毒症状は発生しないのですが、体内のビタミンB6の状態によっては早い段階で中毒症状が起こることがあります。

小児で7個の摂取で中毒を起こした例もあり、ビタミンB6の状態には気を付けなければなりませんが、自分で体内のビタミンB6量を測ることは困難ですので、一度に摂取する量は危険と言われる数よりも多く食べないようにした方がいいでしょう。

加熱しても残る有毒成分

銀杏の有毒成分というのは加熱しても残ってしまいます。そのため、調理したからと言って安心できるものではありません。茶碗蒸しに入っている銀杏でも食べすぎはダメですよ!

中毒症状

銀杏の中毒症状は具体的にいうと吐き気やめまい、痙攣が一般的です。しかし、その他にも顔面蒼白や呼吸困難、意識混濁、便秘、発熱などの症状を引き起こすこともあるので、症状によってはかなり辛いはず。中毒症状が発生したと思ったら、すぐに病院に駆けつけましょう。

死亡例もある

経口中毒量まで食べる人は稀なのですが、実は10個前後で軽度の中毒症状が起こることもあります。また、大量に食べてしまった人の中には死亡してしまった例もあるなど、かなり危険なのが銀杏の有毒成分なのです。

また、食べてから発症までタイムラグがあるため、食べている途中で気持ち悪くなって食べるのをやめるということはできません。その為、食べる際は自分が今どのくらい食べたのかということを把握しておくようにしましょう。特に子供が食べる場合は、周りの大人が食べすぎないよう見てあげることが非常に大切です!

イチョウの実はアレルギー症状で皮膚炎を起こすことも

イチョウの実に関してはアレルギー症状を引き起こすこともあり、人によっては皮膚炎になることもあるようです。イチョウの実を拾った手で顔などを触ることで発症することもあるため、接触皮膚炎には特に注意したいですね。

これらは主に銀杏皮膚炎と呼ばれているものだそうで、もし症状が出た場合は皮膚科などに相談してください。

まとめ

銀杏はほくほくしていて美味しいですが、食べすぎると危険な中毒症状を引き起こすこともあります。しかも、中には死んでしまうほどの中毒を引き起こすこともあります。

自分のことはもちろんですが、お子様が食べるときは特に周りの大人が食べすぎないようにか注意してあげましょう。

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