【1mlは1g】正しい場合もあるけど基本的には間違いになる理由を、あなたは解説できますか?

2020.1.8


みなさんは「1mlは1gと一緒」と聞いて、違和感を覚えるでしょうか?それとも「間違っていない」と言えるでしょうか?

これらは確かに一緒だと考えている人も多いですが、実際には違いもあります。そこで、ここではmlとgという単位の違いはもちろん、それぞれの考え方についてもご紹介します。

ml(ミリリットル)とg(グラム)


mlとgというのはそこまで深く考えないことも多く、人によっては「どちらも同じようなものでしょ」と思っている人が多いです。

同じ意味だと思っている人が多い


mlとgは同じ意味だと思っている人が多いですし、ただ数字を置き換えることができると考えている人もいます。しかし、厳密に言えばmlとgは全然違う単位であると言えます。

測っている対象が違う


何が違うのかというと、測っている対象が違うのです。mlでは体積を対象としており、gは質量を対象としています。そう考えると別物ということがわかるのではないでしょうか?

ただ、体積と質量という言葉に置き換えても、理科が苦手な人にとっては「何を言っているのかさっぱりわからない」という状況にもなりかねません。筆者も実は理科が苦手!



体積と質量


体積と質量というのは、それぞれ単位が違ってきます。すでに紹介したのですが、体積はmlで質量はgという単位を使っており、それぞれ意味合いも異なってくるのです。

mlは体積の単位


mlは基本的に体積の単位となります。

同じ体積の単位ccと同じ


mlは体積の単位のことであり、1mlと1ccの量はまったく同じものとなります。1mlと1gは違うのに、1mlと1ccは同じ。これは一体どういうことなのでしょうか?

mlとccは共に同じ体積の単位です。更にmlとccは量も同じな為、置換することも可能です。mlはリットルを基準とした単位1/1000リットルの事で、ccはキュービックセンチメートル(㎤)の略です。1リットルは1,000㎤として生まれた単位ですので、mlとccの示すものは同じなのです。

gは質量の単位


gは質量の単位となります。

重量との違い


gは質量の単位を意味するものですが、「g=重量」として認識されていることも多いです。実は厳密には質量と重量は同じではありません。質量が同じでも重力の強さによって重さが変わると言えばわかりやすいでしょうか。

例えば、同じ質量の鉄の重さを地球上で測った場合と月で測った場合には重力の違いにより重さが変わります。質量は同じでも重量が変わることになるのです。

質量というのは物質の持つそのものの重さで、重量というのは物質そのものに加わる重力の重さの事を指し、単位としてはN(ニュートン)で表されます。

重量とは違いますが、基本的には「質量=物の重さ」と捉えて問題ありません。

mlとccの違いには密度が重要


ではmlとgの違いをよりわかりやすくするために、密度についても勉強しておきましょう。密度が分かれば二つの違いを理解することができます。

密度の単位はg/ml


質量÷体積=密度(g/ml)

密度がわからないと単位変換不可


水は1ml=1gですよね。このイメージからmlとgは単位変換しても問題ないと思われているのですが、実際には密度がわからないことには単位変換は出来ません。例に出した水の場合密度は1g/mlですのでml=gが成立することが分かります。

他の物質に関しても密度が分かれば○○g=○○mlというのが分かり単位変換が可能になります。

塩の例


塩の密度は2.16g/mlなので、塩1mlは2.16gになることになります。ただしこれは塩の結晶の場合です。

料理でよくある間違い


ml=gの勘違いは特に料理でよく起こる問題です。水のイメージで大さじ1=15gなんて思って料理をすると大変なことになってしまいます。

粉系調味料等はgで


料理で頻繁に間違ってしまうことと言えば、粉系調味料等についてですね。g表記の砂糖を水と同じ計量スプーンで測って使ってしまうことがあります。

先にも述べたように「15g=大さじ1」というのは料理をする際にはとても便利な単位ですが、基本的にこれが通じるのは密度が1g/mlの液体に関してです。個体の調味料に関しては、体積ではそのものの質量を正確に測ることができません。

同じ大さじ1でも粒の大きさなどによって隙間が生じてしまいます。その為、粉系の調味料などに関しては、しっかりと質量で測る必要があるのです。

液体はmlでも可


料理の際に使う液体に関しては、基本的にmlの計量スプーンやカップでも問題ありません。ただ、すべての液体がg表記をそのままmlに変換してもオッケーということではありません。

先にも述べたように物質の密度によって同じ体積でも重さが変化しますので、極端に密度の違う液体を図る際はgで測った方が無難です。前もって液体の密度が分かっていれば計量スプーンやカップでも問題ありません。

例えば、同じ液体でもハチミツの場合は大さじ1が約22gとなります。

まとめ


mlやgというのは一見すると同じ量を示す単位のように思いますよね。しかし、mlとccは同じであってもmlとgは別物。そこには体積と質量という違いがあるわけです。

普段から料理をする人は間違いやすいので、この測り方などには特に注意が必要となります。まずは正しくmlとgを理解し、より日常生活にも役立ててみてくださいね。
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