しゃっくりが出る理由は何?なぜしゃっくりが出るのか、その原因を解説!

みなさんは、突然が出てくる「しゃっくり」の原因をご存知ですか?
ものの数分で止まることが多いですが、食事をしている時などに突如出てきたりしますよね。

どうしてしゃっくりが出るのでしょうか?しゃっくりが発生する原因や仕組みを見ていきましょう。

「しゃっくり」が出る理由

 

なにをしているわけでもない時にもヒックと急に出てくるしゃっくり。
なぜ出てくるのでしょうか。

しゃっくりの正体

しゃっくりとは、横隔膜が突然痙攣(けいれん)を起こし、のどにある声帯もそれに釣られて不随意に起こる収縮運動。
この一連の流れを指します。

横隔膜は、肺呼吸に関わる筋肉のひとつです。
肺の下部にあり、肝臓と胃の上にあることから、胸部と腹部の境ともいえます。

声帯が収縮しているところに横隔膜が痙攣することで、しゃっくり特有の「ヒック」という声ともいえない音が出てしまうのです。

しゃっくりの原因、それは・・・実は不明

しゃっくりが出やすいシチュエーションというと、お腹いっぱいになるまで食べたり、飲酒や熱いものや刺激物を摂取した時、そして緊張している時がイメージしやすいと思います。
これらの時に、横隔膜を突如痙攣させてしゃっくりを引き起こしているその原因、実はまだわかっていません。

横隔膜を支配している「横隔神経」や、脳神経のひとつで消化器官を支配している「迷走神経」が関わっていると考えられています。
しかし、それがどのように関わっているのか、その仕組みについては現在のところ分かっていません。

実は病気が原因となっていることもある

 

しゃっくりは、数分から数時間、最長でも48時間で止まります。
この短期間のしゃっくりに関しては体に大きな害があったり、病気という要素は低いとされています。

しかし、それ以上の期間、数日にわたるなどの長い間しゃっくりが出続けることもあります。
この場合は病院で検診してもらってください。

なぜなら、そのしゃっくりは病気が原因で発生しているかもしれないからです。
食道や胃に病気があった場合、時には脳に疾患が起きた場合に長期に渡りしゃっくりが出ることもあるそうです。

「しゃっくり」・・その止め方は?

 

一時的なしゃっくりの場合、煩わしいことこの上ないので早くしゃっくりを止めたい、と誰もが思いますよね。

それが理由なのか、昔から多くのしゃっくりを止める民間療法があります。
ビックリさせるというのはその代表例ですよね。

ここからは簡単にできるしゃっくりの止め方をいくつかご紹介します。

呼吸を止める

しゃっくりは、体内の二酸化炭素濃度が薄まった場合に発生しやすくなります。

その理屈を逆手にとって、体内の二酸化炭素濃度を高めるために、息を止めればしゃっくりは止まるとされています。
また、似たような方法で、ゆっくり深呼吸をするというのもあります。

舌を優しく引っ張る

脳から胃まで走っている迷走神経。
このしゃっくりの原因になっていると考えられている神経を刺激することでも止められます。
迷走神経に刺激を与えるなら、嘔吐する手前まで喉に指を入れてもいいのですが、それでは負担が大きすぎます。

代わりに舌をつまんで優しく引っ張ることでも迷走神経に刺激を与えられますので、しゃっくりが止まるかもしれません。

耳に指を入れる

舌をつまんで引っ張るというのは人前でやるには勇気が必要な行動です。
そこで、他の場所から神経に刺激を与えることでしゃっくりを止めることができます。

それが耳の奥です。
指をなるべく耳の奥まで入れてください。

そうすると、耳の奥にある神経を刺激することができるので、しゃっくりが止まるかもしれません。

「しゃっくり」に関する豆知識

 

しゃっくりが100回出たら死ぬ?

しゃっくりを100回したら死んでしまう、という話を一度はどこかで聞いたことがあると思います。
この話は都市伝説の一つとして伝わっています。

しかし実際には、ギネス世界記録になった人物が68年間に渡り毎分40回、後年は毎分20回のペースでしゃっくりをしています。
この人物の場合、ものの3分で100回しゃっくりをしていますので、しゃっくりが100回出たら死ぬということがありえないということがわかります。

しかし前述したように、数日間など長期に渡りしゃっくりが止まらない場合はなんかしらの病気に疾患している可能性がありますので、回数に関わらず診断をしてもらったほうがいいかもしれません。

「ひゃっくり」じゃないの?

しゃっくりではなく「ひゃっくり」と言う人もいますが、この「ひゃっくり」は方言になります。
一部東北地方や山梨県の甲州弁、そして東京の下町で使われていた「東京弁」での発音となります。

まとめ

しゃっくりは日常を過ごしている中で起こりますが、なぜ出るのかは実は判明していない人体の不思議のひとつです。
ちなみに、食べ過ぎや緊張の他に、ストレスを抱えていたり喫煙をすることでもしゃっくりは起こることがあるそうですよ。

ただし、しゃっくりと侮るなかれ、長く続く場合は脳や内臓への疾患の可能性があります。
しゃっくりが止まらないと思ったら診察してもらいに行ってくださいね。

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