1インチは何cm?TVのサイズ表示にも使われている長さの単位「インチ」について解説

2020.2.5


「60インチ」などテレビの大きさをあらわすのに使われている「インチ」、これがセンチメートル換算するとどれくらいの長さになるかご存知ですか?

電気屋に行った際、「こちらは100インチのテレビとなります」と言われても、おおよその大きさはわかっても「具体的になんセンチになるのか教えてくれませんか?」と聞きたくなるますよね!笑

そこで、1インチは何センチなのかという単純な疑問はもちろん、その他のフィートやヤードなどややこしい長さの単位についても調べてみたのでご紹介します。

インチとは


インチは「inch」というスペルから記号で「in」と表記される長さの単位です。

私達が日常で利用しているcmに表記を変更してわかりやすくされることもありますが、1inと1cmは全く別物、1in≠1cmなのでご注意ください。

1インチをセンチメートルに換算すると


では実際にはインチをメートル法に換算するとどのくらいの長さなのでしょうか。

1in=2.54cm

というのが、アメリカなどで使われている「国際インチ」の長さです。

インチの由来


私達が用いているセンチメートルと比べると、端数があり非常に分かりづらい!と思ってしまうインチという単位がなぜ現在も使われているのでしょうか。

その理由の1つは単純にインチの歴史は古いため広く浸透しているというのがあげられます。インチは成人男性の親指(爪の付け根部分)の幅を由来とし、かつてヨーロッパ全体でも一般的に使われていた長さの単位だったそうです。

古代ローマなど時代から、1フィートを12等分した長さとして1インチとされていたといわれています。

インチという言葉自体、ラテン語で「12分の1」を意味する「uncia」が語源です。また、質量単位のオンスも同じく「uncia」が語源となっているのだとか。



イギリスインチとは


インチの中でも基準として頻繁に使われているのがイギリスインチなのですが、この単位については日本だとあまり使わないこともあって理解していない人も多いかもしれません。ここからはそんなイギリスインチについてご紹介します。

イギリスインチ


イギリスインチは「帝国ヤード標準原器」の12分の1の長さを意味し、長さは約2.53998cmとなっています。

イギリスインチの由来


イギリスでは伝統的に大麦の穂の中央から取った1粒の縦の長さをバーリーコーンと呼び、これを長さの単位として使っていたそうです。

特にイングランド王エドワード2世が3粒を縦に並べた長さを1インチと定義したため、それがイギリスに浸透したといわれています。

しかし、アメリカとイギリスでは同じインチでも、非常に誤差ながらサイズも由来も違うので注意が必要となります。

現在のイギリスの計量単位


現在のイギリスはメートル法とヤード・ポンド法が混合しています。イギリスでは取引のための公式な度量衡はメートル法になっているのですが、ヤード・ポンド法の単位も別途として公式の単位として残されています。主にこれらは帝国単位と呼ばれています。

マイルやヤード、フィートは道路標識の公式単位であり、これらの帝国単位も公式の単位として残されているのだとか。そのため、イギリスではメートル法の他にもヤード・ポンド法が混合していて、若干わかりにくくなっています。

わかりにくい!ヤード・ポンド法の単位


ヤード・ポンド法はアメリカを中心に現在も使われている単位です。国際単位としてはメートル法が浸透しているものの、アメリカの他にもミャンマーやリベリアなどでは使われています。

ただ、近年ではメートル法への移行が進められており、日本では計量法によって「取引または証明」などへの使用が禁止されています。

わかりにくいから早く世界で統一してもらいたいところです!(笑)

ヤード(yard)


ヤード・ポンド法で長さをあらわす単位の1つ「ヤード」。その長さをメートル法で換算すると1ヤード=91.44cmとなります。

ヤードの由来


ヤードは古代ギリシャなどの単位であったキュビットの2倍のダブルキュビットが由来となっているそうです。

他にも起源とされる説がいくつかあり、アングロサクソン人のウエスト周りのサイズをヤードとした説や、ヘンリー1世の鼻先から親指までの距離をヤードとした説などがあります。

ちなみにyardにはもともと「まっすぐな枝や細長い棒」という意味があり、そこから転じて長さをあらわす言葉になったといわれています。

フィート(feet)


1フィートは1インチの12倍の長さをあらわす単位で、メートル法に換算すると30.48cmとなります。

フィートの由来


フィートは足の先から踵までを指す身体尺が由来とされています。ちなみにフィートは複数形であり、単数形になるとフット(foot)となります。足を意味する単語ですね。

俗説


フィートの由来について、イングランドなどでは、中世のイングランド王「ヘンリー1世」の足の長さから来ているという俗説があります。

しかし、実際に現代のイギリス人成人男性の平均的な足の長さは約9.4インチとなっており、ほとんどの人が12インチ未満だそうです。このことから、ヘンリー1世が靴を着用した状態での計測だった可能性が高いとされています。

身体尺とされるフィートの長さが、一般男性の足より長くなっているのは靴を履いた状態の長さが起源・・・なのもしれません。

まとめ


インチという単位については、日本人だとテレビなどくらいにしか使わないかもしれませんね。ただ、1インチは1cmではないので、長さを計測する上ではわかりづらいことこの上なしです。

今後、世界ではメートル法がさらに基準化され、どこでもcmが用いられるようになるはずです。ただ、未だに他の単位を使っている国もあるため、それぞれの違いを知っておくことが大切かもしれませんね。

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