ダイヤモンド・プリンセス号の米国人乗客をケアした日本の医療関係者へ感謝のメッセージ

全ての消毒作業を終え、離岸したダイヤモンド・プリンセス号。未知のウイルスとの戦いに、日本の医療関係者は連日奮闘していました。

そんな日本の医療関係者に対して、駐日米国臨時代理大使の公式Twitterアカウントが感謝のメッセージを配信しました。

米国人乗客は最高のケアを受けました

動画に登場して感謝のメッセージを述べているのは、駐日米国臨時代理大使のジョセフ・M・ヤング氏。

日本各地で入院していた米国人乗客のほぼ全員が回復したことや、入院していた米国人乗客が手厚い看護と治療に心から感謝していることなどを伝えています。

▼メッセージ全文

コロナウイルス対応で難しい局面が続く中、米政府と米国民を代表して日本の医療関係者の皆さまに感謝申し上げます。 
 
ダイヤモンド・プリンセス号の米国人乗客は最高のケアを受けました。 
 
日本各地で入院していたほぼ全員が回復。家族や友人のもとへ無事に帰国しました。 
 
残っている方も引き続き手厚い看護を受けています。医療に携わる皆さまのご尽力に心よりお礼申し上げます。 
 
家族や友人から離れた外国での入院は本当に不安でしょう。COVID-19を取り巻く未知の不安はその懸念を強めます。しかし、入院していた米国人は手厚い看護と治療に心から感謝しています。 
 
これは優秀な地域医療だけでなく、日本の素晴らしい“おもてなし”の心を映し出すものです。 
 
入院生活を少しでも快適にしようと必需品の買い物をしてくれた医師やスタッフもいました。 
 
今年60周年を迎えた日米同盟はこの感染対応でも見事な連携を見せました。横浜への入港から数日で米疾病予防管理センターが現場に到着日本の担当当局と連携しウイルスの理解に努めました。 
 
米国人乗客の下船でも連携。自衛隊や日本政府の皆さまのおかげで無事に帰国が実現しました。 
 
また、ギリアド社の協力のもと試験薬レムデシビルを例外的使用として日米双方の患者に処方しました。この治療ができたのも日米が医療・科学研究で長年にわたり常に協力していたからです。 
 
世界とコロナウイルスとの戦いが続く中、この分野での日本の重要性が明らかになっています。 
 
米患者を治療しサポートしてくださった日本の医療関係者の皆さまに、改めて心からお礼申し上げます。 
 
大使館職員一同から感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

ダイヤモンド・プリンセス号で、連日命がけで看護や治療にあたっていた日本の医療関係者への感謝と敬意がとても伝わってきますよね。

長年にわたる日米の協力関係があってこその連携や、医療分野における日本の重要性に言及されるなど、多くの米国人の想いを一つ一つ丁寧に代弁してくれています。

このメッセージが届きますように

動画を観たTwitterユーザーたちからは、「携わったすべてのみなさんに、このメッセージが届きますように」といった声や、「心に染みました」といった感動の声などが寄せられていました。

・そのお言葉、一人の日本人として大変嬉しく有り難く存じます。 
 
・ダイヤモンド・プリンセス号の対策に携わったすべてのみなさんに、このメッセージか届きますように! 
 
・自衛隊、医療従事者、そしてダイヤモンド・プリンセス号の救援活動に携わった全ての人は日本の誇りです。アメリカと日本共に協力し、世界中の人々の希望となるよう頑張りましょう! 
 
・心に染みました。久しぶりに日本を誇れる大使からのメッセージでした。医療者の皆様の懸命な対応がどんなに素晴らしいものだったかを知り、とても嬉しい気持ちになりました。

新型コロナウイルスという、得体の知れないウイルスとの戦い。難局を乗り越えた医療関係者の方々の労苦が改めて伝わってきますし、本当に日本の誇りとも言えるご活躍ぶりだったと思います。

このウイルスとの戦いはまだまだ続いており、世界でも、アメリカでも、日本でも予断を許さない状況です。それでもいつかは、皆で協力して乗り越えていけると信じています。

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出典:Twitter(@USAmbJapan)

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