カモノハシは哺乳類なのに・・・卵を産み毒持ち!唯一無二の不思議な動物 | FUNDO カモノハシは哺乳類なのに・・・卵を産み毒持ち!唯一無二の不思議な動物 – FUNDO

カモノハシは哺乳類なのに・・・卵を産み毒持ち!唯一無二の不思議な動物

2020.5.21


カモノハシという動物は、まだまだ謎の多い動物ですよね。

自然界でも珍しい哺乳類で、実は卵を産むことがわかっています。その他にも毒を持っているなどかなり不思議な生き物です。

今回はそんな変な生き物、カモノハシについてご紹介します。・・・珍獣好きは集まれ!

カモノハシとは?


カモノハシは、カモノハシ科カモノハシ属に分類される哺乳類の動物です。他に分類できないほど唯一無二の動物で、その生態もかなり特殊です。

オーストラリア固有種


カモノハシはオーストラリアの固有種で、非常に珍しい生き物です。

1798年にヨーロッパ人研究者が初めて発見し、その標本をグレートブリテン王国(現在のイギリス)に送ったことで話題となりました。

しかし、当初イギリス人科学者たちの間では送られてきた標本が模造品だと考えており、実物を見たという記録はあまりありませんでした。

1799年には植物学者や動物学者として知られていたジョージ・ショーがカモノハシについて記事を執筆したのですが、それでもまだまだ謎に包まれた生物として認識されていたそうです。

事実、ジョージ・ショーは誰かがビーバーのような動物にカモのようなくちばしを縫い付けたのではないかと考えていたようです!(笑)

彼の「縫い目がないか確認するために毛皮に切り込みを入れた」という話は一部では有名です。

生態


カモノハシの体長はオスで約63cmほど、メスで55cmほどです。体重はオスで約1kg~3kg、メスで0.7kg~1.8kg前後とそこまで大きくはありません。

そしてオーストラリアだけに生息しており、体には柔らかい体毛が生えていて、外側の毛は撥水性が高く内側の毛は保水性が高い体となっています。

カモノハシは熱帯雨林などで多く目撃されるのですが、陸上ではなく水上で生活するために進化した体を持っています。

事実、水中では目を閉じて泳ぐのですが、生き物が発する微弱な電気を感じ取れるため、狩りをするのも上手なのだとか!

食事は主に昆虫類や甲殻類、貝類などを食べる他、魚類や両生類も食べてしまいます。

普段は水辺に穴を掘ってそこを巣穴にしているのも特徴ですね。

しかも、その巣穴は簡単に見つけられないようになっているようで、生態については謎もまだまだ多い生き物です。

不思議な見た目


カモノハシ最大の特徴は、その不思議な見た目にあります!

ジョージ・ショーが考えたように、体はビーバーのようでありながら顔にはカモのようなくちばしがあります。まさに珍獣の中の珍獣ですよね。

くちばしは幅が広くてゴムのような弾力があり、そこに敏感な神経が密集しています。くちばしによって獲物から出る生体電流を感知することもできるようです。

さらに電気感覚を脳に伝える三叉神経が発達したことで、歯が退化してしまった!という話もあるので面白いですよね。

手足は大きな水掻きが発達していて、泳ぐのも得意です。また、手足の先には鋭い爪があり、オスの後脚には毒もあるのだとか。ちなみに、メスは成長の過程で消えてしまうそうです。

本当に奇妙な特徴だらけの生き物、それがカモノハシなのです!



卵を産む哺乳類


カモノハシは哺乳類なのですが、実は卵を産みます。カモノハシは生態や容姿だけではなく、繁殖までユニークな動物なのです。

カモノハシとハリモグラだけ


哺乳類で卵を産む生き物は「単孔目」と呼ばれています。ただ、これは地球上でもかなり珍しく、カモノハシとハリモグラだけだといわれています。

どちらも哺乳類なのに卵を産む動物で、かなり独特の繁殖方法です。

ちなみにカモノハシはオーストラリア固有種ですが、ハリモグラはインドネシアやパプアニューギニアなどでも見られます。

このことから、オーストラリアだけではなく他の地域にも単孔目の動物の痕跡があると考えられています。

小さな卵を温める


カモノハシは発見されてから研究が進められていたのですが、卵を育てている姿は100年近く確認されていませんでした。

しかし、長年の観察によって2cm以下の小さい卵を産んで、お腹に抱えて温めることがわかっています。

なぜ卵を産むのか?


では、なぜカモノハシやハリモグラなどの単孔目は哺乳類なのに卵を産むのでしょうか?

これは結論を先に言うと、「原始的な哺乳類だから」です!

カモノハシは乳腺を持っていることから哺乳類として考えられているのですが、乳首がないため本来の哺乳類のような育児ができません。

ただ、乳首はなくても乳腺があるので、これらの器官が育児に使われていたのではないかと考えられています。

そして実は人間も犬も猫も進化の歴史を辿っていくと哺乳型爬虫類に分類され、哺乳類は母乳で育つ肺呼吸の生き物を指します。

つまり、卵から生まれてもそのままの姿で生まれても、どちらにしても母乳で育つ肺呼吸の生き物は哺乳類に分類するわけです。

原始的な哺乳類はすべて卵を産んでいたので、例外なくカモノハシも哺乳類と分類されることになりました。

環境に合わせて進化したのが人間や犬や猫であり、原始的なまま現代まで残った生きた化石のような存在がカモノハシやハリモグラだっただけのようです。

カモノハシは人気者


カモノハシは実は人気のある生き物です。実際に有名なキャラクターのモチーフにもされています。

キャラクターもたくさん


カモノハシをモチーフにしたキャラクターは多く、特に有名なのがディズニー・チャンネルの「フィニアスとファーブ」に登場するペリーと、「ポケットモンスター」に登場するコダックですね。

これらカモノハシをモチーフにしたキャラクターはこの他にも意外とおり、動物の中でも隠れて人気を集めています。

日本では見られない


日本の動物園での飼育歴はなく、現在でも日本の動物園では見ることができません。

過去には東京都で開かれる予定だった世界都市博覧会に誘致されたものの、オーストラリア政府の許可が下りませんでした。

特にオーストラリアは動植物の保全に厳しいため、今後も許可が下りる可能性は低いでしょう。なので、オーストラリアに行かないと生きたカモノハシは見られません。

まとめ


カモノハシは日本の動物園でも見ることができない奇妙な生き物です。その特徴もかなりユニークで、動物界で同じ生き物は他にいないと言って良いかもしれません。

もし実物を見たいということなら、ぜひオーストラリアに会いに行きましょう!
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