
外国人が、日本の伝統工芸「和太鼓」の職人を取材した動画が海外で話題となっています。
取材対象となったのは、6代にわたって続く老舗の太鼓店である 三浦太鼓店。
創業者は三浦彌市(やいち)さんで、彌市(やいち)という名前が三浦太鼓店の当主に代々継承されています(日本の歌舞伎界でも見られる世襲という習慣)。現在は6代目の三浦和也さんが三浦彌市を名乗り、太鼓作りの技術や誇りを受け継いでいます。
6代目彌市の和也さんは、太鼓を作るだけでなく、自らも太鼓を叩いています。
目次
和太鼓作りの作業工程を取材
太鼓の音を出す部分に使われる牛の皮。余分な脂肪を落としたり、音のイメージに合わせて皮を削る作業など、その作業工程が取材され、動画の中で紹介されています。
和也さんの妹による塗りの作業、また、父(5代目彌市)による、削った皮をしっかりとのばしながら胴にはる作業など、匠の技が紹介されています。
太鼓の演奏は動画では伝わらない
太鼓の音はコミュニケーションでありメッセージであると語る和也さん。
太鼓の演奏は、動画では伝わりません。直接その場にいて、音のエネルギーを感じることで初めて伝わります。今はこういう時代だからいろいろと調べることはできるけれども、太鼓の音はその場で体感してもらうことで、初めて心が通じ合うものです。
そう熱く語った和也さん。「だからこそ、外国の方々も日本に来て太鼓の音を聞いてもらいたい」と呼びかけています。
世界に胸を張って誇れる日本の伝統工芸の技術と誇り。その良さが世界中に広まっていってほしいですね!
<取材動画はこちら>
出典:YouTube