
ドクロが描かれたこちらのカッコイイ飲料缶、その名も「Liquid Death(リキッド・デス)」。
見た目や名前からして、中身はビールやエナジードリンクだと思いますよね?
でも実は、中身は意外なアレだったのです!
斬新すぎるブランディング方法
デザインや名前から危険な香りがプンプンするこのLiquid Death。イカツイ男性が一気にグビグビっと飲み干している姿を想像してしまいますよね。
しかし中身は・・・なんとただの「水」なんです(笑)これはビックリですよね!
Liquid Deathは2017年にアメリカで誕生した飲料水メーカーで、日本語に直訳すると「死の水」。中身はビールでもエナジードリンクでもなく健康的なミネラルウォーターと炭酸水の2種類です。
水といえば自然や健康をアピールするデザインや広告が多い中、めちゃくちゃギャップとインパクトを感じさせますよね。
実際にLiquid Deathを飲んでいる人の写真を見てみると、やはり水ではない他の飲み物に見えてしまいます(笑)
水と聞いても「いやいやビールでしょ!?」「エナジードリンクじゃないの!?」と疑ってしまいます。が、中身は正真正銘の水。
では何故こんなデザインが採用されたのかというと、従来の「水=健康」アピールでは退屈だと考えたLiquid Deathは、健康的な「水」をあえてお酒やエナジードリンク、お菓子などのように面白くて楽しい宣伝方法をとることにしたのだそう。
それによって若者や男性が手に取りやすくなったり、見た目がビールのようであることからライブやバーなどでも気軽に飲んでもらえるようにといった意図もあるようです。
「水を飲むなんて健康を意識してるみたいで恥ずかしいぜ・・・」というワイルドな人たちには嬉しいかもしれませんね(笑)
ちなみに、Liquid Deathの「Death(死)」には「のどの渇きを殺す」といった意味の他に「環境に悪いプラスチックの死」といった意味が込められているそうで、環境問題を意識してペットボトルではなくリサイクル可能なアルミ缶が使用されているとのこと。見た目同様、カッコイイ取り組みですよね。
また、長い間アメリカでは「水」がヨガをする人など、女性的な飲み物としてマーケティングがされてきた中「水は可愛いものじゃない!」というインパクト大なCMも制作されています。
動画はこちら
最後の光景がシュールすぎて笑わずにはいられません(笑)
Liquid Deathが日本上陸したら中身は水と分かっていてもつい飲みたくなりそうです。
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出典:Instagram(@liquiddeath) / YouTube(Liquid Death - Deadliest Stuff On Earth?)