「世界にはいくつの大陸があると思いますか?」という質問に対して、多くの人は学校で習った"六大陸"だと答えるはずです。
でも、国によって実は大陸の数え方が違ってくることをご存知でしょうか?
実は五大陸や四大陸と数える国もあるようですよ。
そこで、ここではどの数が正しいのかについてご紹介します。
目次
世界の大陸
地球にはプレートと呼ばれるものが存在し、それによって地殻の上に陸の塊が存在しています。
このプレートを「大陸プレート」と呼び、その中で陸となっている部分を「大陸」と呼びます。
まずはそんな世界の大陸がいくつあるのかを知りましょう。
実は4つ~7つまで数えられる
世界の大陸の数え方は実は曖昧。
世界では4つ~7つの間で数えるのが主流となっています。
日本では、一般的には以下の通りです。
1.ユーラシア大陸
2.アフリカ大陸
3.オーストラリア大陸
4.北アメリカ大陸
5.南アメリカ大陸
6.南極大陸
厳密に「○○km²以上」というように島と区別する定義もないため、学者の中でもその判断基準はバラバラだったりします。
北極を大陸だと思われる事もありますが、北極は南極と違って氷の塊に過ぎません。
南極と対なるものと認識されているのですが、実は北極は氷塊で南極は陸塊という違いがあるのです。
また、グリーンランドを大陸だと考えられることもありますが、こちらは世界最大の島であり大陸ではありません。
七大陸の数え方
北アメリカでは、六大陸ではなく「七大陸」で数えるのが一般的らしいです。
これは最も細分化された数え方だとされています。
1.アジア大陸
2.ヨーロッパ大陸
3.アフリカ大陸
4.オーストラリア大陸
5.北アメリカ大陸
6.南アメリカ大陸
7.南極大陸
北アメリカの考え方では日本とは違い、ユーラシア大陸をアジア大陸とヨーロッパ大陸に分けて考えています。
これは世界を大州という大きな枠で分ける考え方で、陸続きであっても地理によって分ける数え方となっています。
六大陸
前述の通り、日本で最も一般的なのが「六大陸」の考え方です。
ただし、分け方が若干異なる場合があるようです。
1つ目の分け方
1.ユーラシア大陸
2.アフリカ大陸
3.オーストラリア大陸
4.北アメリカ大陸
5.南アメリカ大陸
6.南極大陸
日本では北アメリカのようにアジア大陸とヨーロッパ大陸を分けて数えるのではなく、ユーラシア大陸としてまとめて数えるのが一般的です。
2つ目の分け方
1.アジア大陸
2.ヨーロッパ大陸
3.アフリカ大陸
4.オーストラリア大陸
5.アメリカ大陸
6.南極大陸
もうひとつの数え方としては、南北アメリカ大陸を1つにまとめて数え、ユーラシア大陸をアジア大陸とヨーロッパ大陸に分けて数える方法です。
特にラテンアメリカで多い数え方ともされています。
五大陸
世界では「五大陸」で数えられることもあるようです。
特に南極をどう扱うかによって変わるほか、南北アメリカ大陸をどう扱うかでもその数え方は変わってきますね。
南極無しパターン
1.ユーラシア大陸
2.アフリカ大陸
3.オーストラリア大陸
4.北アメリカ大陸
5.南アメリカ大陸
日本の六大陸の数え方から、南極を排除した数え方となります。
人間が居住できる・している大陸の数え方となります。
南北アメリカ・アジア大陸ヨーロッパ大陸の同一パターン
1.ユーラシア大陸
2.アフリカ大陸
3.オーストラリア大陸
4.アメリカ大陸
5.南極大陸
南極も陸地なので大陸として認識。
そして、南北アメリカ大陸をひとつとカウント、アジア大陸とヨーロッパ大陸もユーラシア大陸としてひとつとして数える方法です。
四大陸
一番少ない「四大陸」というカウント。
これは、他とは違う方法である大陸をカウントしています。
特殊なアフロ・ユーラシア大陸
1.アフロ・ユーラシア大陸
2.オーストラリア大陸
3.アメリカ大陸
4.南極大陸
アフロ・ユーラシア大陸というのは、ユーラシア大陸とアフリカ大陸をひとつとした数え方です。
大陸の規模としては、一番大きいものとなります。
まとめ
世界にある大陸は「六大陸」という認識が日本では一般的ですが、海外では「七大陸」と考えている人や地域もあります。
他にも「五大陸」や「四大陸」と数えられることもあります。
これは、大陸の定義が曖昧なことにも理由があるのかもしれません。
ユーラシア大陸をアジア大陸とヨーロッパ大陸と数えたり、アメリカ大陸を北アメリカ大陸と南アメリカ大陸と分けて数えられることもあります。