ビジネス用語としての「アグリー」とはどんな意味?不細工って意味じゃないの?

近年ビジネスマンなどの間で使われるようになってきた「アグリー」という言葉には、どのような意味があるか知っているでしょうか。
この言葉は英語から来ているのですが、アグリーと読む英単語には「agree」と「ugly」があり、uglyの方には「醜い」という意味があります。
とはいえここでいうアグリーはもちろんそんな意味で用いる言葉ではありません。

そこでここでは、ビジネス用語としての「アグリー」について見ていきましょう。

アグリー

 

アグリーは近年ビジネス用語として定着しつつある言葉で、会議などで使われることも増えてきました。
まずは、その意味やどのような場面で使う言葉なのかを見ていきましょう。

ビジネスシーンで使われる

アグリーには、以下のような意味があります。

1.同意する
2.賛成する
3.承諾する

これらの意味を持つアグリーは、ビジネスでは使いやすい英語表現なこともあって、会議などで使われることも増えてきているようです。
例えば、話し合いの結果に対して自分が同意したい場合には「私はアグリーです」というように使えます。

不細工の意味じゃなかった?

 

学生時代の英語で「アグリー」の単語の意味を学んだという方も多いと思います。
そして、その時は確か「不細工」というような意味で習った・・・という人もいるかもしれません。

そのアグリーは、ビジネス用語として用いられる「アグリー」とは別物ですよ!

「agree」と「ugly」

アグリーなる英単語は、「agree」と「ugly」があります。

agree

同意や賛成や承諾の意味を持つアグリーは「agree」の方です。
近年、ビジネスの場でOKをあらわす意味合いで用いられるようになったのは、こちらのアグリーです。

古フランス語で、好意を持って受け取ることを意味するagreerを由来としています。

ugly

「ugly」は、不細工や醜い、見苦しいといったネガティブな要素を含む単語となっています。
古北欧語ともいわれる古ノルド語でぞっとすることを指す「uggligr」が語源とされています。

なんでカタカナ語をわざわざ使うの?

 

アグリーなど、わざわざ知られていない言葉を使うよりか、一般的に知られている言葉を用いたほうが伝わりやすいですよね。
それでも、カタカナ語をビジネスの場で用いて、どんなメリットがあるのでしょうか。

言葉選びの一環

日本語には、態度が明確になっているはずの言葉なのに、言い回しや前後の会話などによってどっちとも取れる表現があります。
たとえば「けっこうです」はYESでもNOでもどちらにも用いることができますよね。

しかし、アグリーにはそのような曖昧さを入れ込む要素はありません。
承認もしくは同意の意思を明確に表示できるのです。

無理して使わない

日本語特有な表現を避けることで自分の意志を明確に伝えることができる一方で、相手がその意味を知らなかったらYESかNOか伝わりませんし、場合によっては変な事を言ってきて茶化されたのでは?と勘違いされてしまうことだってあるでしょう。
そのため、使う相手は選ぶ必要があるということですね。
特に、アグリーは醜いという意味の英単語「ugly」があるので、こちらしか知らない人からしたらいきなり罵倒された・・・と震える事態になってしまいます。

近年では、アサインやエビデンスといったカタカナ語のビジネス用語も増えてきました。
意味を知っている相手にはストレートに意味を伝えることができますが、知らない人からしたら首を傾げてしまい、質問の時間が発生するという無駄な手間が増えるだけになってしまいますね。

まとめ

ビジネスの場で用いられる「アグリー」は、同意を示す言葉です。
これは、同意や賛成を意味する英単語「agree」に由来しています。

アグリーには、ブサイクを意味する言葉もありますが、そちらは「ugly」というスペルになりますので、全く別物の言葉となります。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事