非常に危険な魚の「ダツ」。その危険性は姿を見れば一目瞭然!!

秋の味覚サンマやトビウオの仲間とされる「ダツ」。
釣りを趣味にしていない人などからするとなじみのない魚です。

しかしこの魚、非常に危険な魚で釣り人などが傷を負う事件も発生しています。
漁師など常に海で仕事をしている人からすれば、ダツはかなりの危険生物と認識されています。

ではダツという魚の何が危険なのか、その理由を解説しますね。
その姿を見たらなんとなく察してしまうかもしれませんが!(笑)

ダツとは

ダツはダツ目ダツ科の魚で、細長い体を持つ海の生物です。
まずはダツという生き物について知らない人もいると思うので、簡単に解説します。

サンマやトビウオ、サヨリの仲間

ダツをはじめサンマやトビウオ、サヨリなどの魚はいずれもダツ目の魚です。
ダツはそんなメジャーな魚たちの仲間という事になります。

これらダツ目の魚たちは、全般的に体が細長いのが特徴となります。

サンマは昔から食卓の定番食材であり、馴染みがある方も多いと思います。
サンマには及ばないものの、トビウオは九州文化の「あごだし」として全国で知名度を上げています。

サヨリはかつては贈答用にされる高級魚でしたし、江戸前寿司としては春ネタの定番かつ高級ネタです。

いずれもうまみが強く美味しいとされる魚ですね。

ダツの生息地

ダツは全世界の熱帯や温帯に生息している海の生き物です。
世界に全10属32種いる中で、日本には4属8種のダツがいるとされており、近年でもその研究は進められています。

ダツは主に浅い海に生息しています。
種類によっては川との合流地点である汽水域にもいることがある他、中には淡水域で生息する種類もいます。

ダツの大きさや姿

種類によって大きく違うのですが、ダツ目の魚は約50cm~1m30cmと多岐にわたるサイズとなっています。
一般的にダツと呼ばれるものに限定すると、全長1mほどとなります。

その姿は前述の通り細長くサンマを更に長くしたような体と、錐やアイスピックを連想させる長い口がありあます。
光沢を帯びた体表面はキラキラと光り、太陽の光を反射するほどです。

ダツの生態

ダツは魚食性魚類で、海を泳ぎながら小型の魚を食べて生きています。
さらにゴカイ類や甲殻類などを食べる動物食性となっており、細長い体ながら意外にも様々なものを食べる魚となっています。

「ダツ」は刺さる

ここまでなら「ダツは不思議な姿形をしていて美味しい魚なんだ」と思うかもしれませんが、その一番の特徴は刺さるという点にあります。
場合によっては人間だけではなく、他の生き物に刺さることもあるなど非常に危険な生き物です。

突進してくるダツは危険!

ダツにはある習性があって、光るものに反応して突進してくるという性質を持っています。
キラキラと光るものを発見すれば正に猪突猛進、勢いよく突進してきます。

これは捕食活動のためだと考えられているのですが、猛スピードで突進してくるダツはもはやただの凶器でしかありません。
さながら海の中から飛んでくる矢や槍だと思ってください。

「そんな魚が人間に刺さるわけないでしょ」と思うかもしれませんが、実際に事故も起きているようです。

事故も起きている

そこまで頻繁ではないものの、事実としてダツが人間に刺さるという事故も発生しています。

夜釣りなどで使う照明を海に向けたり、ヘッドライトで海を照らしたりすると飛んでくることがあります。

刺さる場所によっては、最悪命を落とすこともあります。
誰もが包丁やナイフで刺されれば命を落とすように、ダツもまた人間の命を奪ってしまう可能性がある動物なのです。

昼であってもダイビングやシュノーケリングをしている最中に、光の反射に誘われて飛んでくることがあるため、十分な注意が必要となります。

ダツの名前の由来

そんな危険なダツですが、その不思議な名前はどうやって命名されたのでしょうか。
ここからはそんなダツの名前の由来についてご紹介します。

漢字では「駄津」

ダツは漢字では「駄津」と表記します。
これは江ノ島での呼び名だとされています。

なぜこのような漢字を用いるのかは、以下のような説が考えられています。

江の島では大きく口の開いた米の藁や葦で編んだ袋を「駄簀(だす)」と呼んでいます。
その駄簀は「叺(かます)」とも呼ばれ、塩や石炭などを入れるためのものとして使われてきました。

ダツはその大きな口の開いた袋に似て、口がとても大きいことからに名付けられたとされています。

英語だと「Needlefish」

英語では「Needlefish(ニードルフィッシュ)」と呼ばれています。
これは文字通り針のように細長い体が由来となっています。

まとめ

ダツはサンマなどの仲間ということもあって、一見すると無害な海の生き物のように思えますが、実は危険な動物です。
油断していると命を脅かす怪我の原因になるかもしれません。

光るものに反応して飛んでくるという習性があるので、キラキラしたものを身に着けていると危険です。
装飾品でなくても、シュノーケリング時はライトなどに反応して突進してくることもあるので、非常に危険性の高い魚といえるのではないでしょうか。

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