【パンドラの箱】触れてはいけない話題を意味する理由は?パンドラってなに?箱の中身はなんなの?

「パンドラの箱」とは、開けてはならないものというところ、触れてはいけないものという意味を持つ言葉です。
現代では単にものではなくタブーとなる話題などにも使われる言葉であります。

もともと「パンドラの箱」には、災いが詰め込まれているとされ、ギリシャ神話に登場するパンドラという人物が関係しているとされています。
そこでここでは、「パンドラの箱」にはどのような意味が含まれているのか、箱の中には何が入っているとされるのかを詳しく解説します!

「パンドラの箱」の意味

「パンドラの箱」は、災いをもたらすため触れてはいけないものとされることから、開けてはならないものという意味で用いられます。
現代では禁忌とされている話題首を突っ込んではならない物事などのことを指す言葉として使われています。

「パンドラの箱」とはどんな箱

触れてはいけないものを意味する「パンドラの箱」。
この言葉の由来は、ギリシャ神話に出てくる「パンドラ」という人物とその物語にあります。
ここからパンドラについて説明するとともに「パンドラの箱」の正体についてもご紹介します。

「パンドラ」ってなに?

パンドラとはギリシャ神話の人物で、人類最初の女性とされる人物です。

ある時、プロメテウスという神が天上の火を盗んで人類に与えました。
火の恩恵を受けた人間はこれ以降、調理や暖を取ることを習得します。
火を用いて文明の恩恵を受けることになったのです。

これに対して怒りをいただいたのはゼウスです。
火を操ることははあくまでも神の特権とされていましたし、人間が火を用いるようになることで平和な世界が終焉することを悟ったからです。
また、人類が力を得て、神々である自分たちに刃を向けることを恐れたともされています。
そのため、火を人間に与えたプロメテウスには永遠に続く罰を与えました。

ゼウスが考えた通り、火を用いるようになった結果、人類は争いや戦争をするようになったので、人類にも罰を与えることを決めました。
その決意によって、ゼウスの命で生み出されたのが人類初の女性である「パンドラ」です。

このパンドラ、人類への罰として生み出されましたが、美しさや機織りの才などが神々によって与えられました。
そして最後に神々からパンドラに、決して開けてはいけないといい含めて大甕を渡しました。
この大甕がいつの頃からか箱といわれるようになったのだとか。
パンドラに与えられたものなので「パンドラの箱」と呼ばれるようになったのです。

そしてパンドラは、プロメテウスの弟の元に嫁ぎます。
本当はプロメテウスからゼウスからの贈り物は受け取るなと言われていたのですが、パンドラの美しさに目を奪われたため兄の戒めを忘れて花嫁としてむかえてしまいました。

「パンドラの箱」の正体

プロメテウスの弟であるエピメテウスの妻となって地上に降りたパンドラは、好奇心を抑えられず開けてはいけないといわれていた箱の蓋を開けてしまいます。
すると疫病や悲嘆、欠乏など中に詰まっていた多くの災いが世界中にまき散らされてしまいました。

この大甕の中身が広まったことで人類はそれ以降、多くの苦しみを抱えることになります。

そう、ゼウスはパンドラが自分から厄災を広げるように仕向けるために、多くの才を与えていたのです。
そのため好奇心が抑えられず、開けてはいけないと言われていた大甕を開けてしまったのです。

人類が苦しみを多く抱える原因となったこの「パンドラ」の物語から、開けてはいけないものという意味の「パンドラの箱」という言葉が生まれたのです。
実際にはすでに「パンドラの箱」は開けられているんですけどね。

「パンドラの箱」にはまだ残っているものがある?

パンドラは箱を開けた際、恐ろしさのあまり最後にまだひとつ出ていない状態で蓋を閉じてしまいました。
その残っているものは「エルピス」と言われています。

この「エルピス」、最後に残った最大の厄災ともいわれますし、希望ともいわれています。
どちらも解釈されますが、いいものを予兆させる言葉として使われる方が多いとされます。

パンドラの箱の類義語は「玉手箱」

「パンドラの箱」は類義語も多々あるのですが、日本語で似たようなものを指すのなら「玉手箱」がしっくりきますね。
玉手箱もある意味では「パンドラの箱」の一緒です。
そこで、ここからは「パンドラの箱」の類義語である玉手箱についてもご紹介します。

「玉手箱」

「玉手箱」とは、容易に開けてはいけない大切な箱のことを指します。

また、童話では浦島太郎が竜宮城の乙姫にもらったという箱のことでもあります。
物語では「絶対に開けてはいけない」と言われていたにも関わらず「好奇心から玉手箱を開けてしまったことで老人になってしまった」という結末が描かれています。

このストーリーは「パンドラの箱」のギリシャ神話にも通ずるものがありますね。

「禁忌」「タブー」

その他にも「パンドラの箱」の類義語としては、禁忌やタブーなどがあります。
「禁忌」や「タブー」とは、やってはならないことを意味します。

どちらも手で触れたり口にしたりしてはいけないことを意味しています。

まとめ

「パンドラの箱」とは、開けてはならない禁断の箱のことであり、現代では触れてはならない話題や物事に指す言葉として用いられます。

これはギリシャ神話に登場するパンドラという女性が関係しています。
彼女が「決して開けてはいけない」と言われていたにも関わらず好奇心から開けてしまった箱から出てきた中身は多くの災いでした。
この物語から「パンドラの箱」という言葉が生まれたとされます。

しかし、災いが出てくる状況に慌てたパンドラが蓋をしたため、箱の中には「エルピス」というものが残ったとされています。
この「エルピス」、多くの場合は希望と解釈されます。
希望が残っているため、それだけが唯一の救いだと言えるかもしれません。

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