花冠に用いられる「白詰草」と「クローバー」は同じ!?それぞれの名前の由来や花言葉も解説!

白詰草と呼ばれる植物は、クローバーにそっくりです。
・・・というよりも「白詰草=クローバー」です。
この植物は、主にヨーロッパに原生しているものが、日本に持ち込まれたことで野草として見られるようになりました。

ここでは、そんな白詰草、つまりクローバーについてご紹介します。
それぞれの名前の由来や花言葉も解説していきますね!

白詰草=クローバー

 

白詰草はクローバーのことです。
マメ科シャジクソウ属に分類される植物です。
このシャジクソウ属の植物の中でも、主にホワイトクローバーと呼ばれるものを白詰草と呼ぶのが一般的です。

白詰草(クローバー)の原産地

白詰草、つまりクローバーの原産地はヨーロッパとなります。
アイルランドではシャムロックと呼ばれており、国花に指定されている植物です。
ヨーロッパはもちろん、日本でも牧草や園芸や緑肥などの目的で利用されています。

また、蜂蜜の元となる蜜源植物でもあり、クローバーの原料とする蜂蜜は世界一の生産量を誇るそうです。
そして、花冠や花飾りにして遊ぶのも、この植物の特徴ですね。

白詰草(クローバー)の開花時期

白詰草の開花時期は4月~7月です。
春から夏にかけて咲く植物という事ですね。

とはいえ、品種によっては8月まで咲くものや12月まで咲くものもあります。
地域によっても開花時期が大きく異なることもあります。

白詰草という名前の通り、白い花を咲かせ、この花は日本でも公園や道端や畑などでも容易に見ることができます。
葉は、斑紋が入った3枚の小葉からなる三小葉をしています。
茎はつる性で、地面を這って伸び、花茎の先端に白い花を咲かせます。

なお、似たような植物にカタバミというものがあるのですが、これはまた別物とされています。
両者は葉の形状で見分けることができます。
カタバミの葉はハート型なのに対し、白詰草は丸型となっています。

白詰草やクローバーという名前の由来

 

ここからは和名である白詰草と、原生地であるヨーロッパで付けられたクローバーという名前の由来についてご紹介します。

白詰草は緩衝材に使われていたことから

江戸時代後期、オランダから日本に輸入されたガラス製品。
その際、割れやすいガラスを衝撃から守るための梱包材として詰められていたのが、白詰草でした。
そこから「梱包時に詰められる白い花」という意味で白詰草として名付けられたとされています。

クローバーは棍棒から来た?!

ローマ神話では、英雄ヘラクレスが持っていたとされる3つのコブがある棍棒が語り継がれています。
クローバーの葉はそんなヘラクレスの棍棒の形と似ていたことから名付けられたとされています。

実際、ラテン語で棍棒を意味する「clava」が「club」に転訛し、そこからクローバーと変化したと考えられています。

クローバーの学名「Trifolium」の由来

白詰草の学名は「Trifolium」と言います。
これはラテン語の「treis(三)+folium(葉)」が語源となっています。

つまり、学名は三葉をあら和しているという事です。

白詰草(クローバー)の花言葉

 

ここからは、白詰草(クローバー)の花言葉についてご紹介します!

通常の白詰草(クローバー)の花言葉

一般的に白詰草は、その名の通り白い花を咲かせます。
そして、この白詰草の花言葉は、「約束」「幸福」となっています。
これらは、慎ましくも美しい見た目から付けられた花言葉です。

基本的には良い意味の花言葉のある花という事ですね。

しかし、中には悪い意味の花言葉もあります。
それは「復讐」という花言葉です。
これに関しては意外だと思った人も多いかもしれませんね。

なお、白詰草(クローバー)の花言葉は葉の数によっても変わるため、それぞれ枚数ごとに違う花言葉が充てられています。

四つ葉のクローバーの花言葉

誰もが一度は探したことのあるだろう四つ葉のクローバーには、「幸運」という花言葉があります。
四つ葉のクローバー自身が幸運のシンボルとされ、日本でもその伝承はよく知られていますよね。

ただし、葉が5枚だと逆に「不幸」を意味することもあるとされます。
葉が多ければいいというわけではないようですね。

まとめ

白詰草とクローバー、この2つの名前は同じ植物を指します。
ヨーロッパ現生の植物であり、マメ科シャジクソウ属に分類されています。

白詰草がガラスの入った箱の緩衝材として使われていたことから。
クローバーは、表面にコブのある棍棒から来ているとされています。

そして花言葉の「約束」「幸福」というポジティブなものになっています。
しかし、一方で「復讐」という花言葉もあるのが驚きですね。

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