
出典:prtimes.jp
まだまだ猛暑は続いていますが、盛り上がった海水浴場の遊泳期間もそろそろ終了を迎える頃にさしかかってきました。今回は、永遠に終わることのない!?「湘南の範囲はどこからどこまでなんだ!?」という論争を取り上げます。
まずは、この問題に関して寄せられていた声を一部ご紹介します。
ちなみに個人的な湘南の範囲は、
寒川
大磯-平塚-茅ヶ崎-藤沢
で、いわゆる新湘南バイパス沿線。大磯は湘南発祥の地と言われるし、含めておいたほうが…ってね。
— さっしー@ (@kazu_3407) 2015, 8月 10
出典:twitter.com
湘南の範囲争いはマジで醜い 一番広いので三浦半島全体+相模湾沿い、一番狭いと江ノ島周辺だけまである 発祥自体は二宮町なんですけどね…
— みずあおい@8/25ハマスタ (@73Ngs) 2015, 8月 2
出典:twitter.com
あまりにも暑くて海いいなーと考えているうちに、なぜか湘南の範囲について考えていました。藤沢と茅ヶ崎は文句なしとして、鎌倉・逗子・平塚・寒川・大磯・二宮はどうなるのだろう? 伊勢原や秦野はたぶん入らないですよね?
— 六角橋ツタヤ (@oitatsuya) 2015, 7月 20
出典:twitter.com
湘南の範囲はどこまでかって話を妹としてたら「しょうなんだ(そうなんだ)」って返事帰ってきた
— うらら (@rara_urarinet) 2015, 7月 7
出典:twitter.com
@Serika0311 さっきTVでやってたんですけど、湘南は神奈川の相模湾沿岸地方を指す名称らしくて、しかもその湘南の範囲は神奈川の人もはっきりとは知らないらしいです
— りお (@Lead_00kp) 2015, 7月 7
出典:twitter.com
神奈川の海岸全部湘南なの?湘南の範囲ってむずかしいね
— Masaya (@4_Masaya_2) 2015, 7月 7
出典:twitter.com
いろいろな意見が出ていますが、湘南の正式な範囲はどこからどこまでなのでしょうか。
目次
「湘南の範囲はどこまでだと思いますか?」アンケート調査の結果
ちなみに、Jタウンネットが以前、「湘南の範囲はどこまでだと思いますか?」と題したWebアンケートを行っており、その結果は以下のようになっています。
◆調査では「茅ヶ崎~葉山」が最多
最も支持を集めていたのは、茅ヶ崎から藤沢、鎌倉、逗子、葉山の範囲を湘南とする「茅ヶ崎~葉山」の35%。これに西側の平塚、大磯を加えた「大磯~葉山」が26%で続きます。中でも、茅ヶ崎・藤沢エリアは、投票者中92%が「湘南」と認めています(「茅ヶ崎は湘南じゃないでしょう」とする反対派もいるようですが…)。
また、平塚については「平塚は微妙なところ」などと言う意見もあったそうです。ちなみに、大磯など相模湾沿い西部には「西湘」という呼び方もあり、「西湘ブランドで推せば良い」との声も目立っていたそうです。
湘南の範囲はどの観点で見るかによって変わる
たとえば、行政区域上は平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町の5市3町が湘南地域とされており、地形学的には、茅ヶ崎から藤沢にいたる10kmの海岸線とその内陸5kmの範囲を湘南と呼ぶそうです。
そんな中、一つの答えも…
神奈川県の観光キャンペーンによって、神奈川のすべての沿岸地域を「SHONAN」と呼ぶことに。
神奈川県が進めるグローバル観光キャンペーン「Feel SHONAN」で、神奈川県の自然海岸があるすべての沿岸地域を「SHONAN」と命名しています。これは、これまで巷で言われていた"湘南"の範囲を大きく上回る、神奈川の沿岸地域=SHONANという大規模な図式。神奈川の海をひとつのパッケージにして、世界に向けて売り出そうという神奈川県の新戦略だそうですが、これに対してもいろいろな意見がありそうです。
湘南は、どこからどこまでか? 神奈川県が推進する「かながわシープロジェクト」で「湘南」の範囲を明記。「湯河原から三浦までの相模湾沿岸を湘南と呼びます!」。それって東京湾岸以外の全神奈川じゃないか!
— 城戸朱理(Kido Shuri) (@Kido_Shuri) 2015, 7月 24
出典:twitter.com
ちなみに、Feel SHONANの詳細はこちらから。
出典:j-town.net
きっかけは東京オリンピック
2015年3月8日、圏央道とつながる「さがみ縦貫道路」が全面開通。それにより、関東北部や甲信地域から湘南の海までが一気につながり、神奈川の海が従来よりも身近になりました。また、2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を控えています。
これを好機ととらえ、県は神奈川の沿岸地域に「SHONAN」というブランドネームを冠し、さまざまなイベントやPR活動を通じて、神奈川の海の魅力を世界に向けて大々的に発信していこうとしているそうです。
この論争は永遠に終わらない!?
「湘南」は、映画やドラマ、音楽、小説などの舞台となってきましたし、サーフィンやヨットのイメージが定着するなど、一大ブランドとして確立されています。
1990年代前半には「湘南ナンバー」の適用エリアに関して自治体間で論争が起こりました。2000年代初めには、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町、平塚市、大磯町、二宮町の3市3町を合併して、人口97万人の政令都市とする「湘南市」構想が話題となりました。
そして直近では、世界に向けた観光PRの観点から、神奈川のすべての沿岸地域をSHONANと呼ぶことになりました。これが一つの答えだとする声もありますが、結局のところ、この論争は永遠に終わらないのかもしれません!?
当該地域にお住まいの方は、特にさまざまな意見をお持ちかと思われます。みなさんはどう思われますか?
出典:j-town.net / prtimes.jp / feelshonan.jp