「34年続けた小さな文房具店を閉店します」この言葉の背景にある物語に多くの反響

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出典:yahooauctionwatch.livedoor.biz

「34年続けた京都の小さな文房具店を閉店します」。

このようなメッセージとともに、Yahoo!オークションに、とある文房具店の商品が出品されました(10万円スタートで出品)。そして、このメッセージの裏側にある物語に、いま注目が集まっています。

ヤフオクのページに記載されている「商品説明」の部分をみると、こう書いてあります。

私が大学生の頃 母と一緒に始めた文具店です。当時はファンシーグッズなども扱っていて、子供たちがたくさん来てくれました。父が亡くなり商売もたたんでしまい。意気消沈していた母が元気を取り戻していく姿が嬉しく思えたことを思い出します。母がもう続けていくことが出来ず、私も遠く離れた場所で仕事をしているので、今年で残念ながら廃業しました。収益は 清掃費並びに母の老人ホームの費用にあてたく思います。

どうやら、出品者の方がお母様と一緒に始められた文具店だそうです。短い文章ですが、旦那さんを失くされたお母様が文具店の営業をきっかけに元気を取り戻したこと、かつての賑わいなど、さまざまなエピソードが垣間見えます。

出品されたのは、店舗内のすべての商品

今回、出品されたのは店舗内にあるすべてのものが対象とのこと。店舗内の在庫および什器設備をすべて一括で販売しているそうです(バラ売りはしていないそうです)。

(ちなみに、今回出品されているものの一部)

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懐かしい文具も含めて色々とそろっていますね!ちなみにハンコだけでも5000本程度の在庫があるということです。また、商品は京都市内の現地で引き渡すことが条件とのこと。

各メディアで取り上げられ、背景にあるエピソードに多くの反響

ヤフオクのページ内で出品者の方が、「TVでこんなに反響あるんだとびっくりしました。いろんな形での応援メッセージありがとうございます」と語られているように、さまざまなメディアで取り上げられたことで、出品者のもとにはたくさんの声が届いているようです。

ご家族の事情、時代の流れなどさまざまな要因はありますが、やはりこうしたお店が街の中から無くなっていってしまうことには寂しさを感じます。今回出品されている1つ1つの文具にも色々な思いが詰まっているのだと思います。

ちなみに、オークション終了予定時刻は9月3日(木)の0時過ぎとのこと。詳細はヤフオクでご確認ください。

また、こちらのページでも詳細を確認できます。


出典:bunbouguheitensale.tumblr.com / page.auctions.yahoo.co.jp


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