秋の味覚のひとつ「栗」。
その種とは、私たちがよく目にするあの部分なのです!
ここでは、栗の種について、そして栗という名前といった豆知識について見ていきましょう。
目次
栗の種はどこにある?
まずは、栗の種がどこにあるのかを見ていきましょう。
可食部分は果肉ではなく種だった!
栗は、イガと硬い皮に守られた可食部分が果肉だと思われていることも多いです。
ところが、実際のところはその可食部分こそ種なのです。
つまり、私たちは、栗の種を食べていることになります。
イガやかたい皮はなんになる?
可食部分が種にあたる栗。
では、そのまわりにあるイガや鬼皮と呼ばれるかたい皮が何に当たるのかといえば・・・、
イガが皮で、鬼皮が果肉となっています。
イガはともかく、鬼皮が果肉というのはなんだかイメージとだいぶ離れていますよね。
なんで栗というの?
では、そもそも栗はなぜ「クリ」という名前が付いたのでしょうか。。
ここからは、その由来について見ていきましょう。
「黒実」から来たとする説
栗という名前は、皮の色が黒いところから「クロ(黒)」が転じたものとされます。
もしくは「クロミ(黒実)」を略したものとされています。
石に似ていることから来たとする説
栗は、落ちた実が石のようであることから名前が来たともされます。
石に似ていることから、石を意味する古語「クリ」から当てられたというのです。
「栗」という漢字の成り立ち
栗という漢字は、西と木の組み合わせで生まれた訳ではありません。
栗の木に栗のイガが付いている姿を模した、象形文字となります。
栗にまつわる豆知識
ここからは、栗にまつわる豆知識についても見ていきましょう。
栗とモンブランに直接つながりはない
栗を用いた洋菓子の代表ともいえる「モンブラン」。
このモンブランの名前には、栗との因果関係はありません。
モンブランという名前は、イタリアとフランスの間にあるアルプスの最高峰「モンブラン」山から来ています。
名峰であるモンブランに似せて作ったケーキなので「モンブラン」と名付けられたのです。
栗は英語で「マロン」ではない
栗を指す英単語は「マロン(marron)」ではありません。
「チェスナット(Chestnut)」となります。
マロン自体は、フランス語で栗を指す単語となります。
まとめ
栗の種に当たる部分は、鬼皮に包まれている可食部分です。
そして、鬼皮が果肉、イガが皮に当たります。