
東南アジアのボルネオ島で、感動的なシーンが撮影されました。
なんと、川に入った男性に野生のオランウータンが手を差し伸べていたのです。
現場にいた写真家アニル・プラブハカル(@anil_t_prabhakar)さんが撮影した写真をInstagramに投稿したところ世界中で話題となり、そのオランウータンの優しさに胸を打たれたのです。
※こちらは、2020年2月13日にFUNDOで公開した記事を再編集したものとなります
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オランウータンの見せた優しさ
アニルさんが撮影した写真がこちらです。
「さぁ、手に掴って。今助けるから。」
そう声を掛けるように、明らかに助ける意図で手を差し伸べている様子のオランウータン。
種に関係なく相手を想った行動とその優しさに感動しますね。
男性はオランウータンの手を取った??
アニルさんが訪れていた同地は、オランウータンを保護するため1991年に設立された非営利財団「ボルネオ・オランウータン生存財団(BOSF)」が運営する野生保護地。
財団の男性スタッフがオランウータンの天敵である蛇の駆除をするため川に入っていた際に起きた出来事なのだそうです。
これには男性も喜んでオランウータンの手を掴んだのでは?と思いきや、どうやら男性はオランウータンの助けを借りずに他の場所から陸地に上がったとのこと。
アニルさんが男性スタッフに理由を尋ねると、「野生のオランウータンであり、私たちが良く知っているオランウータンではありません」と、答えたそうです。
オランウータンを大切に思うからこそ、”安易に触れるべきではない”と考えたのではないでしょうか。
一方のオランウータンは、そんな男性スタッフや財団の活動に気付いて感謝しているのかもしれませんね。