花火を連想させる形状の花を咲かせる「マンサク」。
ここでは、このマンサクがどのような植物なのか、その名前の由来や花言葉について解説します。
目次
マンサクとは?
まずは、マンサクがどのような植物なのかを見ていきましょう。
花の特徴
マンサクは、マンサク科マンサク属に分類される植物です。
特徴的な姿をした黄色い花を咲かせます。
このマンサク、寒さに強いことから育てやすいとされる一方、成長するまでには時間がかかるため、根気が必要となる植物でもあります。
開花時期
マンサクの開花時期は2月~3月なので冬の花となります。
寒さの残る冬の終わりから春の初めにかけて花を咲かせるのです。
原産
マンサクは日本を原産とする植物です。
落葉低木のひとつとして親しまれています。
庭木として植えられていることもありますし、山林に自生する姿も見られます。
マンサクという花の名前の由来
ここからはマンサクの名前の成り立ちについて見ていきましょう。
由来に関しては諸説あるようですよ。
開花時期に由来するとする説
マンサクという不思議な名前については、開花時期に関係しているという説があります。
それは、「まず咲く」という言葉が変化したものだとするもの。
時に真冬にもという、他の植物よりも早い時期から咲く植物となっています。
そこから「まず咲く⇒まんさく」となったと考えられています。
豊年満作を祈願したことに由来する説
他にも豊年万作への祈願に関係しているという話もあります。
マンサクは、冬から春にかけてたくさんの花をつけます。
そのため、古くは作物の豊年万作の占いにも用いられていたとか。
転じて、豊年万作を祈願する花ということでマンサクという名前となったとされています。
マンサクの花言葉
最後にマンサクの花言葉についても見ていきましょう。
全般的な意味の花言葉
マンサクの全般的な花言葉は「ひらめき」「神秘」です。
「ひらめき」という花言葉は、花弁から来ています。
マンサクの花弁は細長い線形でカールしています。
そのパッと開いた花火のような見た目から「ひらめき」という花言葉になったとされているのです。
そして「神秘」という花言葉は、占いに用いられていたことから来たとされます。
まとめ
マンサクは、黄色い花火のような花を咲かせます。
枝から直接花を咲かせます。
冬から春にかけて咲くこのマンサクの花言葉は「ひらめき」と「神秘」となっています。
「ひらめき」という花言葉は花の形状から、「神秘」という花言葉は豊年万作に関する占いに用いられていたことから来ているとされます。