フクシアは別名で「貴婦人のイヤリング」と呼ばれる花です。
その別称からわかるように、ユニークな咲き方をする植物です。
しかし、それ以外のことについては知らない方も多いかもしれません。
今回はそれらフクシアがどのような花なのか解説します。
フクシアは植物としての魅力もたくさん詰まっているので、ぜひここでまとめる説明を参考にしてみてください。
目次
フクシアとは?
まずはフクシアがどのようなものなのか見ていきましょう。
フクシアの特徴
フクシアはアカバナ科アカバナ属に分類される植物です。
これらフクシアは独特の咲き方をする花として知られます。
実際にフクシアは花が筒状かつ下向きに開き、ガクがそり返るという不思議な咲き方をするのです。
フクシアの開花時期
フクシアの開花時期は6月~9月頃とされています。
品種によっては4月~6月、9月~11月に咲くものもあります。
それらフクシアの花持ち期間は7日~10日前後と比較的長めです。
花色は白色、桃色、紅色、紫色、複色などがあります。
花姿も一重咲きから八重咲きまであって多種多様です。
なお、花びらの大きさも大輪から小輪まで十人十色と言えます。
フクシアの原産
フクシアの原産はアメリカとされています。
また、北米に限らず中南米などでも見られるとか。
それらフクシアは基本的には高温多湿に弱い品種です。
暑さにも寒さにもそこまで強くない品種とされています。
その一方で涼しくて湿った環境を好むという性質を持ちます。
現地では高台や高地などをはじめ、湿った山野などに自生する姿が見られるそうです。
ただし、日本の気候にはあまり合わないため、育てる際は注意が必要となるでしょう。
フクシアという名前の由来
フクシアという名前は植物学者のレオンハルト・フックスにちなんでいます。
また、フクシアは別名「貴婦人のイヤリング」とも呼ばれます。
これはイヤリングのように花を垂れ下がらせて咲く花姿から来ているそうです。
その他、和名では「釣浮草(ツリウキソウ)」と呼ばれることもあるのだとか。
こちらも釣りのウキのように咲く花姿から来ていると考えられるようです。
フクシアの花言葉
ここからはフクシアの花言葉について見てみましょう。
全般的な意味の花言葉
フクシアの全般的な花言葉には「上品な趣味」「おしゃれな人」などがあります。
これはフクシアの見た目が上品でおしゃれであるところから来た花言葉とされています。
事実、フクシアは気品のある花を咲かせる植物です。
それでいて見栄えが良いのも特徴となっています。
真紅のフクシアの花言葉
フクシアは様々な色を持つ花が特徴ですが、花言葉があるのは真紅のものだけとされています。
それら真紅のフクシアには「好み」という花言葉があります。
これは英名で「女性の耳飾り」を意味する言葉から来ているらしいです。
ちなみにフクシアは「貴婦人のイヤリング」という別名がありますが、イギリスでも同じような意味で呼ばれているようです。
フクシアを由来とする色がある
最後にフクシアから来た色について知っておきましょう。
実は私たちの生活の中にフクシアから来ている色があります。
それがフクシャ色と呼ばれるものです。
フクシャ色はフクシアから来ている
日本では赤紫色のことをフクシャ色と呼ぶことがあります。
これの色は植物のフクシアから来ているとされています。
それだけでなフクシアの花色から名づけられた色が他にもあるのだとか。
それがアニリン染料のフクシンです。
この染料は後にマゼンタと名づけられました。
そのため、フクシャ色とマゼンタ色は同一視されます。
ただ、フクシャ色は固有色なのに対して、マゼンタ色は三原色とされています。
そこは微妙な違いがあるので注意したいところです。
このようにフクシアが背景となって生まれた色もあるわけです。
まとめ
フクシアは独特の咲き方で知られている植物です。
特にそのユニークな咲き方から「貴婦人のイヤリング」と呼ばれる花として知られています。
これらフクシアは園芸などでも支持される品種となっています。
花言葉も前向きなものが多いので、女性にプレゼントするには最適と言えるでしょう。
ぜひ、花を贈りたいならフクシアを選んでみてください。