
琵琶湖の湖底に江戸期の建物跡が見つかったことが発表され、話題となっているのでご紹介します。
国内初の水中建物遺跡発見 長浜の琵琶湖底に祠の柱や小規模石積み 文政近江地震の地盤沈下で水没 https://t.co/gv9H2CFkUt pic.twitter.com/P7ff7J6mBU
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2015, 11月 4
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滋賀県立大の琵琶湖水中考古学研究会は4日、長浜城(同県長浜市)近くの琵琶湖湖底で、立ったままの柱8本や石積みが見つかったと発表しました。日本の水中遺跡で建物跡が見つかるのは初めてということです。
付近一帯は長浜城遺跡と呼ばれており、長浜城歴史博物館となっている長浜城があります。建物跡は沖合約100メートル、水深約1.8メートルの湖底で見つかったとのこと。
目次
1819年文政近江地震で沈んだ可能性?
8本の柱や石積みは19世紀初頭に建てられた鎮守社とみられています。また、江戸期の琵琶湖岸の標高は約85メートル。発見地点が82.6メートルであることから、1819年の文政近江地震で沈んだ可能性があると推測されています。同研究会の中川永代表は「液状化現象で、土地が地滑りしたか、沈没したのだろう」と話しています。
地震の以前は、長浜城の敷地がさらに広かったことを示す遺構
中川代表は「今回の調査により、現在地よりはるか沖合に長浜城の敷地が広がっていたと考えられる」と推測。また、日本の城郭に詳しい県立大の中井均教授は、「長浜城の敷地が水没したことが明らかとなった」としています。
水中で建物跡が見つかることが日本初ということで、今後のさらなる調査に期待ですね!
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