
出典:diemutstrebe.altervista.org
ゴッホの遺伝子から再現されたゴッホの耳「Sugababe」で、音を聞けるということが話題となっています。
数々の名画で知られる画家・ゴッホは、自らの耳を切り落としたことでも知られています。そんなゴッホの遺伝子を使って、失われた耳を再現したという芸術的な作品が「Sugababe」。
この作品は、ゴッホの弟の子孫の遺伝子と人工軟骨から生成された「生きている」ゴッホの耳のレプリカ。耳の軟骨細胞組織を再現しているそうです。しかも、この耳に「神経パルス」(電気信号)を接続することで、この耳は音を聞くことができるといいます。
なんだか凄い装置。
話しかけると、神経パルスを模した擬似音が生成されるということです。
この作品は、ある物体の構成要素が全て置き換えられた場合、その物体は同じであるといえるのか?(=耳を失ったゴッホの耳を復元した時、その耳はゴッホの耳といえるのか?)という、テセウスのパラドックスを人間の身体において検証する作品ともされているそうです。
これを発明した方は、「Sugababe」は芸術的なだけではなく、科学的な観点からも意義のあるものだと語っています。芸術と科学の融合…なんだか哲学的な世界です。
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