
列車の遅れを防ぎ、カメの事故死を減らす技術が開発されて話題となっているのでご紹介します!
須磨海浜水族園と協力してカメによる列車輸送障害を防ぐ技術を開発しました(JR西) https://t.co/kYx1nOrAgk 「ポイントにたどり着く前に、U字溝を埋めて、カメをそこに落下させて安全に確保する方法を提案」 pic.twitter.com/eUhiGH1f4Q
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 11月 24
この技術は、須磨水族館がJR西日本と協力して開発したそうです。もともと、JR西日本では毎年夏になると、ポイント(分岐器)にカメが挟まり、列車に遅れが生じることが問題になっていました。
そこで、JR西日本から相談を受けた須磨水族館が、あらゆる実験と思考を繰り返し、ポイントにカメが挟まらないようにする技術を確立したとのこと。
ポイントに挟まったカメ
事故の原因は、陸上を歩くカメが踏切を渡るときに起きるそうです。踏切から2本のレールの間にカメが落ちると、カメはレールに沿って歩くしかありません。カメはやがてポイント(分岐器)にたどりつきます。
そして、分岐器の可動部の隙間に入り込むといいます。そこで、ポイントが切り替わるとカメは挟まってつぶれてしまい、信号は変わらなくなり、列車は止まってしまうそうです。
出典:twitter.com
防止装置におちたカメ
ポイントにたどり着く前に、U字溝を埋めて、カメをそこに落下させ安全に確保する方法。
出典:twitter.com
これまで事故が多発していた地点で、事故がゼロに
この防止装置のおかげで、これまで最も事故が多発していた和歌山線の五位堂駅付近では、今年まったく事故が起こらなかったといいます。
(この件に対して寄せられていた声)
沖縄などでは、側溝に落ちた両生爬虫類や鳥類の交通事故の対策として、側溝の形状を工夫する取り組みが既に進められている。その応用とも言えるかな。 / “JR西日本と協力してカメによる列車輸送障害を防ぐ技術を開発 - ニュース・お知らせ” https://t.co/wS2KeAjQcO
— アサイ (@poplacia) 2015, 11月 25
地味だけどこういう地道な改善って良いね。 / “須磨海浜水族園と協力してカメによる列車輸送障害を防ぐ技術を開発しました:JR西日本” https://t.co/RcSpdc2HEC
— Kiyoshi SATOH (@stealthinu) 2015, 11月 25
この技術の開発についての須磨水族館からのコメント
列車の遅れを防ぐとともに、カメの事故死を減らす技術を誕生させることができたので、JR西日本と当園、両者ともに、なんとなくさわやかな気持ちになりました。
列車遅延を防ぎ、カメの命も救える技術の開発。その内容もそうですし、この開発に取り組まれた心意気も素晴らしいものだと思います!須磨水族館からのコメントにも、それが表されていますね!
出典:sumasui.jp