
生まれつき障害があり、うまく歩くことができなかった少女。その少女が一匹の犬との出会いにより、徐々に歩けるようになった。そんなお話をおさめた動画が話題となっているのでご紹介します。
少女の名は、アメリカ・マサチューセッツ州在住のベラ・バートンちゃん。生まれつき、骨の形成が阻害されるモルキオ症候群(骨が変形してしまう病気で、生後1~3歳頃から現れる。症状としては低身長症や、背骨のゆがみ、胸郭の変形…など)という病気を患っており、普通に身体を動かすことができません。
これまでに何度も大きな手術を受けてきましたが、どうしても上手く歩けるようになれませんでした。そんなべラちゃんが出会ったのがグレート・デーンのジョージでした。
ジョージがべラちゃんの足となり、べラちゃんの歩行をサポートしているそうです。「この子が一番安心できるの」「杖の代わりに、この子に寄りかかっているの」と話すべラちゃん。ジョージと出会って以来、それまで使っていた車いすや松葉杖は全部処分したといいます。
これまで、さまざまな治療を受けてきたというべラちゃんですが、ジョージと出会ってからが一番うまく歩けるようになり、活動の幅も広がっているといいます。ショッピングモールで買い物したり、公園で遊んだり…。以前では考えられなかったようなこともできるようになったそうです。
べラちゃんとジョージは、いつも一緒。
べラちゃんの母親はこう話しています。
こんなに愛情深い犬に恵まれて本当に幸せだわ。体重59kgのジョージが、19kgのベラにべったりしているの。ベラの言うことを何でも聞いてくれる。おかげで、べラは随分と強く活発になったわ。
モルキオ症候群の進行は骨髄移植などで抑制することはできるようですが、根本的に治すための有効な治療法は今のところないそうです。ジョージの愛情が大きな支えとなっているベラちゃん。べラちゃんの人生にとって、ジョージはなくてはならないパートナーです。
動物が人間にもたらしてくれるもの、人間との絆、深い愛情…。改めてその素晴らしさを痛感させられました。
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出典:YouTube