「保育士バカにしすぎでしょ。」無資格でも保育業務をすることに大きな反響

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出典:twitter
厚生労働省は保育士不足を解消するために規制緩和をする事を発表しました。この発表が保育士・保育関係の方を中心に波紋を呼んでいます。

 厚生労働省は4日、保育士の配置基準に関する緩和策をとりまとめた。規制緩和で深刻な保育士不足を和らげたい考えだ。今年度中に省令を改正し、来年4月から新ルールを適用する。

 保育士2人以上の配置を義務付けている現行ルールを変更する。子どもの少ない朝夕に限り保育士1人に加え、研修を受けた保育ママなど資格を持たない人での保育を認める。子どもが多い日中に多くの保育士を配置して、手厚く保育できる効果が見込まれる。

 配置する保育士数の3分の1以下ならば、幼稚園や小学校の教諭、養護教諭による保育も可能になる。幼稚園教諭は3~5歳児、小学校教諭は5歳児を主に保育し、養護教諭は年齢にかかわらず保育できる。幼・保・小が接続して保育や教育を提供しやすくなる。

 今年10月時点で保育士の有効求人倍率(全国)は1.93倍と前年同月を0.43ポイント上回る。保育の受け皿整備に伴い必要となる保育士を確保するため、緊急的な措置として緩和を認めた。

出典:nikkei.com
保育士不足解消するために、保育士ではなくても保育を可能にするというもの。保育士不足は深刻な問題になっていますが、その原因には、保育士の給料が安すぎて、保育士として生活をしていくのが厳しく、保育士の資格はあるが、保育士以外の仕事をする人が多くなっていることも要因に挙げられています。

しかし、この問題には何も触れず、単純に保育できる人の数を増やすというやり方に「保育士をバカにしすぎ」と保育関係者からはかなりの反感を買っています。

Twitterで怒りの声

この方たちの声には説得力があり、確かに仰る通りだと思います。

尾木ママもご立腹

教育評論家として有名なおの”尾木ママ”こと尾木直樹氏もこの政策にはご立腹の様子です。

教育評論家の尾木ママこと、尾木直樹氏(68)が自身のブログを更新し、保育士不足に対する国の対応について「まっとうな方針を掲げるべし」と怒りをにじませた。厚労省は4日に、保育士不足解消のための対策を発表。幼稚園教諭や小学校教諭の資格があれば保育士の代わりに働けるようにするなどといったことが挙げられたが、これに尾木ママは真っ向反論。「小学校教諭免許があれば、無資格でも保育業務にかかわれる?何考えているのかしら?信じられません。保育は専門職!『子守ではない!』」とご立腹だ。

 保育士資格を持つ人は多くいるが、経済的待遇や労働条件が悪すぎるために離職しているだけと指摘。「厚労省はどこ見て製作打ち出しているのでしょうか。情けない限りですね」と嘆いていた。

出典:yahooニュース

保育士不足の解決に、「保育士いないなら、子守くらい資格なくてもいいでしょ?」とでも言わんばかりのこの規制緩和、あまりに短絡的な政策に保育関係者はガッカリを通り越し怒り心頭の様子です。

せっかく、大学や専門学校に通い、資格を取得した人達にとっては、これはバカにされていると感じてもおかしくありませんね。

この問題、みなさんはどう思いますか。


出典:yahooニュース / nikkei.com / twitter


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