大気汚染が深刻さを増す中国…北京で史上初の「赤色警報」が発令されて話題となっているのでご紹介します。
中国ではPM2.5をはじめとして、大気汚染は深刻さを増すばかり…歯止めがきかない状況です。そんな中、北京市では高濃度スモッグが最低3日以上続くことから、12月7日に史上初の「赤色警報」(最も深刻な状況を表す)が発令されました。今年の冬は特にひどいらしいです。
建設現場での作業は安全確保のために活動が制限され、高速道路は通行止め、車の一日置きの通行禁止(ナンバープレートの奇数か偶数かで分ける)、学校は学級閉鎖…など、北京の人々の生活に大きな影響を及ぼしています。
この尋常ではない大気汚染の中、北京の至る所で、こんなマスクをする人の姿も…。
北京の大気汚染のマスク、もはや防毒マスクじゃないのこれ。風の谷のナウシカの腐海のマスクだよね。 pic.twitter.com/WIgQNeLPqe
— siroku829 (@siroku829) 2015, 12月 9
出典:twitter.com
出典:twitter.com
確かに「風の谷のナウシカ」の腐海のマスクばりですね。そして、これに対してはこんな声が寄せられていました。
@siroku829 1枚目は産業用防塵マスク。防毒フィルターはもっとゴッツイ。
— タツコマ@巻き込みリプは殺すおじさん (@tatukoma1987) 2015, 12月 10
出典:twitter.com
@siroku829 左のマスクは3M製の有機ガス系の防毒マスクですね。右のは簡易防塵マスク。PM2.5もひどそうですがダイオキシン類も多そうなので適切な保護具使わない呼吸器系の病気になりますね。
— とある夏の道化師 (@summersClown) 2015, 12月 10
出典:twitter.com
これだけの対策をしなければならない状況。10年前と比べると、北京では肺癌にかかる人が約43%も増加したようです。タバコの影響もあるでしょうが、排気ガス、工場から排出されるもの…などさまざまな要因がありそうですね…。高度経済成長の後処理に手がまわっていない状況。中国からやってくるPM2.5は近年日本(特に九州、沖縄など)でも問題となっていますし、なんとか解決の道を探って推進してもらいたいのですが…。