出典:YouTube
厚生労働省が発表した調査結果のコメントにTwitterでは炎上騒ぎが起こっています。厚労省は毎年、国民の健康状態について調査をしているそうなのですが、先日、2014年の結果を分析しコメントを発表したのですが、そのコメントが問題となっています。
所得が低い人ほど、コメやパンなど穀類の摂取量が増える一方で、野菜や肉の摂取量が少なく、栄養バランスのよい食事が取れていないことが、厚生労働省の調査で分かりました。
厚生労働省は、国民の健康状態などについて、毎年調査を行っていて、去年は、回答を得られた3600世帯余りについて結果を分析しました。それによりますと、コメやパンなど穀類の1日の摂取量は、所得が200万円未満の世帯では、男性は535グラム、女性は372グラムと、所得が600万円以上の世帯より20グラムから40グラム多くなっていました。
一方、野菜の摂取量は、所得が200万円未満の世帯では、男性は253グラム、女性は271グラムと、所得が600万円以上の世帯より40グラムから70グラム少なくなっていました。所得の低い人は肉の摂取量も少なく、所得が低い人ほど栄養バランスのよい食事が取れていないことが分かりました。
出典:NHK
なるほど、所得が低い人の方が栄養バランスが悪く、健康への意識が低くなっているということがわかりますね。しかし、これは調査するまでもなく、当然そうなるであろう結果ですよね。そして、問題はこの結果に対する厚労省のコメントです。
この分析のニュース映像も参考にどうぞ
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目次
厚労省のコメント
厚生労働省は「所得が低い人は栄養バランスのよい食事をとる余裕がなくなっているのではないか。食事の内容を見直すなど健康への関心を高めてほしい」と話しています。」
出典:NHK
えっ???このコメントを発表した厚労省の役人さんは確実に年収600万以上の方たちで、この問題の本質を分かろうともしていない人なのでしょう。このコメントに対してTwitterでは大きな波紋を呼んでいます。
厚労省のコメントに対してのTwitter投稿
厚労省の「所得が低い人は栄養バランスのよい食事をとる余裕がなくなっているのではないか。食事の内容を見直すなど健康への関心を高めてほしい」というコメント、「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」を200年ぶり更新するすごい名言だと思う。
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) 2015, 12月 13
@KRTsan30 現代版マリー・アントワネットだよコレ…。「パンがないならケーキを食べればいいじゃない」状態。フランスだったら革命が起きてるぞコレ。
— KRTさん@ぷにぷにするぷに (@KRTsan30) 2015, 12月 13
俺「給料安い」
国「うん」
俺「ちっとも給料あがらない」
国「わかる」
俺「残業代でない」
国「なるほど」
俺「派遣有期だから賃貸更新できない」
国「確かに」
俺「奨学金返済がきつい」
国「大変だ」
俺「生活どうしよう」
国「栄養バランスに気をつけて健康への関心を高めて欲しい」
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2015, 12月 13
みんなの気持ちを代弁してくれるこれらのツイートはかなりリツイートされ、この事が拡散しています。
しかし、この厚労省のコメントは本当にマリー・アントワネットの「パンがないならケーキを食べればいい」に匹敵するコメントとはよく言ったもので、ツイートを見た時にはなんだかしっくりきました。皆さんはこの厚労省のコメント、どう思われましたか?