殺処分ゼロを願って作られた絵本「ある犬のおはなし」が書籍化!その裏に隠された作者の思いとは

sub oha
Facebookで150万いいねを獲得し、数多くのユーザーから共感を得た「ある犬のおはなし」という絵本をご存知でしょうか?

過去にFUNDOでも「ある犬のおはなし」殺処分をなくすために読んで欲しい絵本という記事で取り上げ、多くの反響を得ました。

その絵本が、内容をより洗練して書籍化されたのでご紹介します。

悲しいけど大切なこと

絵本の内容は、飼われてから殺処分されるまでを、犬の目線で描いたとても悲しいお話です。しかし、絶対に目を背けてはいけない、いのちを考えさせてくれる内容なので、より多くの人に読んでもらいたいです!

<web版の絵本>

出典:YouTube

<読んだ人の反応>

・朝から涙が止まりません。犬好きの私にとってはとても悲しいお話だけど、これが現実なのか犬でも猫でも生き物を飼うなら最後まで責任持って面倒を見てあげてほしい。それができないなら飼わないでほしい…と思います

・犬の尻尾の動きが本当にリアルで悲しい。初めて読んだ時は最後は幸せな夢を見てるんだなって思った。都合よくそう思いたかったのかも。繰り返し見ているうちに、一生懸命走って帰ったのに、夢の中でもあの子の居場所はなかったことに気がついてしまった。

・動物の勉強してるので、本当いつか役にたてる人間になるのが目標です!

・自分の犬に例えたら、本当に涙が止まらなくて苦しくなりますね。

<書籍版の絵本>
hyousi
yosegaki
書籍版の最後のページには、殺処分を知った人の感情が寄せ書きで掲載されています。この寄せ書きから、本当に多く人が殺処分を悲しんでいることがわかりますね。

作者の想い

殺処分ゼロを願って書き上げた絵本が書籍化されたことに対して、作者のKaiseiさんは下記のようにコメントしています。

本になることで「図書館に置いてもらうこと」が出来るようになります。今までは、冊子だと断られてしまうことがあった「読みきかせ」が出来るようになります。「学校へ置いてもらうこと」もしやすくなります。みんなに知ってもらう機会が増えます!本当にありがとうございます。

「ある犬のおはなし」は、Kaiseiさんがweb上で公開し、それをユーザーが冊子などで配ったりして広がりました。そのため図書館などの公共施設に置くことができなかったのが、今回書籍化することでその制約がなくなり、より多くの人の目に触れる機会を得たのです。

教材化に向けての署名活動

日本のペットブームの裏側で、年間13万頭の動物が殺処分されているという現状を子供たちに伝え、いのちの大切さを教えるため、「ある犬のおはなし」を授業用の教材とすることを呼びかける署名活動が行われています。
syomei
署名サイト:change.org

人間の都合で失われるいのちがあることを知ることで、自分達が生き物を飼っているという責任を持ってもらうためにもぜひ採用されてほしいですね。

この絵本の内容がより多くの人に共有され、殺処分ゼロが実現する未来を願っています。

書籍購入はこちら:ある犬のおはなし Kaisei (著) ¥1080
全国の書店でも販売されているので、ぜひ手にとってみて下さい。


出典:aruinu.link / twovirgins.jp


関連記事(外部サイト)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事