この大量の宝くじは2015年の12月に「駐車場エレベーター内で拾った」という女性によって栃木市役所に落し物として届けられたもの。中には「豪雨災害の被災者のためにお使いください」というメモと共に宝くじ2,000枚60万円相当が入っており、栃木市役所はこの宝くじを寄付として扱うわけにもいかず警察に拾得物として届けました。
出典:YouTube
メモの内容は市に寄付したいという趣旨でしたが、拾得物としてこのまま持ち主が現れない場合、規定により署の担当者が中身を確認し、宝くじが当せんしていた場合は換金して県の歳入となる予定として、この騒動がニュースとして報道されると事態は急変します。
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持ち主が現れる
ニュースの内容から、このままでは市への寄付ができないことを知った持ち主は、自ら「実は自分が購入して置いた」と名乗り出て、警察が筆跡や監視カメラの映像から確認すると落とした本人だとわかりました。
この持ち主の女性は、寄付をすることをに対して「気恥ずかしかった」という思いのため落し物として届けたらしく、「あくまでも市に使ってほしい」との理由により名乗りでたとのことです。
改めて市に寄付
2,000枚の宝くじは女性によって改めて栃木市に寄付されました。その寄付を受け、市が宝くじを確認したところ5等3,000円が20本、6等300円が200本の当選があり、総額12万円になったそうです。
この寄付に対して栃木市長は「贈ってくださった方の思いや夢と一緒に、関東・東北豪雨で被災した市民や農家に届けたい」と謝辞を述べています。
そんな寄付騒動には多くの反響がありました。
<ネット上のコメントを一部抜粋>
・宝くじ2000枚で当選金は12万。宝くじ購入金額は60万。寄付って難しい。
・当選結果を見てから寄付したかは気になる。
・1等の7億円が当選していたらどうなっただろう?
・世の中にはこういう心の持ち主もいらっしゃるのだ
・どうであれ寄付した方は良い方。
現金でそのまま寄付したほうが良かったという世間のコメントもありますが、何あともあれ寄付された方の希望通り、災害のための寄付がされて良かったと思います。
<動画はこちら>