※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、「いつでも遊びに来ていいよ」として利用して距離をつめてくる驚愕のご近所のトラブルを描いた、実話ベースの体験談です。
投稿者は、地方在住の40代女性・Oさん。
今回は、そんな“ 距離感が理解できない ”のご近所さんから、私がとったちょっとだけ強気な対処法についてお話しします。
今まさに「お世辞が伝わらない人とのストレスが…」と悩んいる方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
どうぞ最後までご覧ください。
★1話完結で描かれる、近すぎる距離で悩む隣人さんとの衝撃な物語です★
目次
いつもニコニコ、だけどどこか距離感がおかしい隣人ママ
新興住宅地に引っ越してきて半年。
お隣に住んでいるママ・Nさんは、挨拶も感じがよく、子ども同士も同学年ということもあって、自然とお付き合いが始まりました。
「何かあったらすぐ言ってね〜」
「うちは出入り自由だから遠慮なく♪」
最初はそのオープンさに安心していたのですが、ある日を境に、Nさんの“距離感”にゾッとすることになります。
ポストに残された謎のメモと違和感
ある日の夕方、帰宅するとポストにNさんの筆跡で書かれた付箋が貼ってありました。
「ピンポン鳴らしたけど誰も出なかったから、また来るね♡
あら〜鍵閉まってたから入れなかったの〜」
え?「入れなかった」って…?
そもそも、私の家に入るつもりだったの?
一瞬、背筋がゾワッとしました。
「勝手にお邪魔してもいい関係」だと勘違い?
その翌日、Nさんに会ったとき、私はやんわり聞いてみました。
「昨日メモありがとうございました。鍵が閉まってた…って、どういう意味ですか?」
するとNさんはにこやかに、
「え〜だって前に、“いつでも遊びに来ていいよ”って言ってたじゃない?
だから、てっきり開けといてくれるのかと♡」
え?
そんな“合鍵でも持ってるかのような感覚”で来られても困ります。
私が言った「遊びに来てね」は、もちろんインターホン越しに来訪してもらう意味であって、自由に出入りしていいなんて、言った覚えは一度もありません。
ご近所の人からも聞こえてきた「え、うちも…?」
その後、モヤモヤが収まらなかった私は、別のママ友に何気なく話したところ、まさかの反応が返ってきました。
「あー、うちも似たようなことあったよ。洗濯物干してたら“あら〜開いてたから上がって来ちゃった♡”って勝手にキッチンまで来てたの。」
「しかも“冷蔵庫借りちゃった♡”って、飲みかけのペットボトル冷やしてたことも…」
想像以上のフリーダムぶりに、さすがに鳥肌が立ちました。
言わなきゃ伝わらない。意を決して境界線を引く
これはもう、ハッキリ伝えるしかない。
ある日、子ども同士が遊ぶ約束をした流れで、Nさんがまた軽いノリで言ってきました。
「今日、○○ちゃん預けに行くね!私ちょっと買い物行ってくるから〜♪
鍵、閉まってなければ勝手に入るわね〜♡」
その瞬間、私はハッキリと言いました。
「Nさん、ごめんなさい。家はプライベートな空間なので、勝手に入られるのは本当に困ります。
鍵は必ず閉めていますし、事前に約束がないとお預かりもできません。」
笑顔はそのままに、でも声のトーンはしっかりと。
Nさんは一瞬、驚いたように沈黙していましたが、
「…そ、そうよね〜!ごめんごめん、わかってるつもりだったんだけど〜」
と引き下がってくれました。
“優しさ”と“甘さ”は違うと知った日
それ以来、Nさんとの距離感はグッと健全になりました。
何かあるときはちゃんとインターホンを押してくれるようになったし、他のママたちとも「よく言ってくれたね〜!」と話題に。
私はこの件で、「言わない=許容」だと勘違いされる危険性を学びました。
終わりに:鍵をかけるのは、防犯だけじゃない
★ どんなに仲がよくても、“ 境界線 ”は必要
★ 「気軽に来てね」は、ルールを守る人への言葉
★ “ 鍵 ”は物理的なものだけでなく、心の距離にも必要
Nさんを悪人だと思っていたわけではありません。
でも、自分の常識がすべてではないと知らない人に対しては、きちんとルールを伝える勇気が大切です。
「距離感を守ることも、思いやりの一つ」
そう感じた今回の出来事は、私の“ 人付き合い ”の軸を整えてくれた気がします。