
森で11日間もの間、行方不明になってしまった少女。その後、奇跡的に見つかったのですが、そこには愛犬との深い絆がありました。
目次
11日間、少女と愛犬が行方不明に…
少女の名はカリーナちゃん。愛犬の名はナイダ。2人は一緒に森で遊んでいたところ、行方不明になってしまい、11日間もの間、見つからなかったそうです。
いつも一緒のカリーナちゃんとナイダ。そんな2人が行方不明に…。
11日間もの間、幼い子が帰ってこない。愛犬も帰ってこない。普通に考えて絶望的な状況…最悪の事態も頭をよぎります。
ナイダだけが家に帰ってきた
行方不明になってから11日目、愛犬のナイダが帰ってきました。
しかし、一緒にいたはずのカリーナちゃんの姿はありません。やっぱりダメか…。家族や捜索隊員たちは、ナイダだけが帰ってきたことについて、カリーナちゃんが死んでしまったからではないか!?と考えていたそうです。
ただ、家に戻ってきてからというものの、ナイダの様子がいつもと違っていたといいます。カリーナちゃんと一緒に行方不明になった森の方に戻ろうとしていたのです。
家族や捜索隊は、ナイダの後をつけて森へ…
ナイダの異変を察知した家族は、捜索隊員たちとともに、ナイダの後をつけて森へ行くことにしました。とはいえ、状況を考えてみても、生きているとは考えにくい…です。
森の中をしばらく歩いていると、草むらに埋もれるようにカリーナちゃんがいました!!生きているのか!?
なんと、11日間もの長い時間が経っているにも関わらず、カリーナちゃんは生きていました!体はひどく衰弱しているものの、しっかりと目を開けて水を口にします。
この時、Tシャツ1枚で裸足だったカリーナちゃん。顔中を蚊に刺されて、体は痩せ細っていたといいます。
カリーナちゃんの無事に思わず涙があふれます。
なぜ、11日間も生き延びることができたのか
奇跡的に生還したカリーナちゃん。生き延びることができた要因は、愛犬のナイダが体を温め続けていてくれたことが大きかったようです。また、狼や熊が近づいてきた際には、ナイダがカリーナちゃんを守るために追い払っていたそうです。
さらに、カリーナちゃんは喉が渇いた時には川の水を飲み、森の中にある野イチゴを食べて、なんとか飢えをしのいでいたそうです。それでも、ナイダがあのタイミングで家に戻ってきて教えてくれなかったら…と思うとゾッとします。森にカリーナちゃんを置いて家に戻る際にも危険があったかと思いますが、もしかしたら「今なら大丈夫」というタイミングで家に戻ってきたのでしょうか。
カリーナちゃんは栄養失調もひどく入院を余儀なくされたそうですが、5週間後には退院。今ではすっかりと元気に回復しているそうです。
カリーナちゃんとナイダが銅像に
この出来事が、町の人々の心を打ち、町にはカリーナちゃんとナイダの絆を示す銅像が建てられました。人間と犬、人間と動物の絆の素晴らしさを改めて伝えていこうという目的で建てられたそうです。
カリーナちゃんの命を救ったナイダ。この絆は深く強いものですね!これからも家族みんなでお幸せに!
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出典:YouTube