
心霊スポットといえば、昔から語り継がれる廃病院やトンネルなどが思い浮かびますが、
近年では「誰が最初に言い出したの?」と思うような、“新しい心霊スポット”がSNS発信をきっかけに注目を集めています。
今回は、近年「ここ、ヤバいらしい…」と囁かれるようになった“比較的新しい心霊スポット”を4つご紹介します。
その噂の出どころや、現地での不思議な目撃談などもあわせてご覧ください。
目次
① 【静岡県】封鎖された旧山中トンネル──「誰もいないのに、話し声がする」
静岡県某所にある旧山中トンネルは、もともと地元の人にすらほとんど知られていない山中の旧道に存在する場所。
長年使われておらず封鎖されていたこのトンネルが、あるTikTok動画によって注目を浴びました。
投稿者が「廃トンネル探索中に聞こえた“誰かの声”」という音声付きの動画をアップしたところ、「私も行ったけど、同じ声がした」「風がないのに音が反
響する」などのコメントが多数寄せられ、一気に“心霊トンネル”として拡散。
現在は入口が完全に封鎖されており、中に入ることはできませんが、近くまで行くと「空気が違う」「鳥の鳴き声が一切しない」といった声も。
**SNS発信から始まった“令和の心霊トンネル”**として、都市伝説化しつつあります。
② 【東京都】高架下の仮設階段──“目撃者不在の”自殺現場
東京都郊外にある、とある高架下の仮設階段。もともと通学路として利用されていたこの階段は、2023年頃から「夜に通ると女性の足音が聞こえる」とSNSで話題に。
ただ、この階段には「明確な事件の記録」は一切残っていないのが特徴。
それなのに、深夜になると複数人から「誰もいないのにすぐ後ろを歩かれている感じがする」「階段の途中で誰かが座っていた」という証言が。
さらに、ある投稿者が「深夜1時に録音した階段の音声データ」を公開。そこには、風もないのに“はっきりとした足音”と“すすり泣くような声”が収められており、「本物じゃないか」と大きく拡散されました。
現在では、“原因のわからない心霊階段”として一部心霊系YouTuberにも取り上げられています。
③ 【北海道】旧キャンプ場の管理棟──「鍵がないのにドアが開く」
北海道某所にある廃キャンプ場跡地。
本来は自然体験型の施設だったこの場所は、10年以上前に閉鎖された後も設備の一部が残っており、地元では心霊スポットとして囁かれるようになりました。
とくに話題となっているのが、旧管理棟の扉が“勝手に開く”という現象。
ある地元インフルエンサーが訪れた際、「閉じたドアが映った動画」の直後、次のカットでは「誰も触れていないのにドアが全開になっていた」という映像を公開し、フォロワーの間で不安の声が続出。
後日、別のグループが再訪した際も「カメラにノイズが入る」「人影が映り込む」といった現象が起きたとされ、“リアル心霊体験”として注目されています。
④ 【福岡県】忘れられた神社──地元の人すら近づかない“名前のない祠”
福岡県の山中に、地図にも載っていない小さな神社があります。
鳥居は苔に覆われ、社殿も崩れかけており、地元の人の間でも「昔から“見ちゃダメな場所”と言われている」と噂されています。
ある探訪者が「誰もいないはずの境内に、花が供えられていた」とXに投稿。
そこから「この神社、なにかあるのでは?」と注目されるようになり、実際に行った人からは次のような声が。
写真に“見覚えのない人影”が映り込んでいた
周囲に人の気配があるのに誰もいなかった
帰宅後、撮影した動画の一部だけが再生できなくなった
「誰が何のために作った祠なのかもわからない」「地元の年配者も語りたがらない」という背景も相まって、“行ってはいけない系スポット”としてじわじわ話題になっています。
まとめ:新たな“都市伝説”は、私たちの身近で生まれている
これまでの心霊スポットといえば、「歴史的背景がある」「過去の事件が起きた」といった“根拠”がある場所が多く挙げられてきました。
しかし、今回紹介したスポットの多くは、
明確な事件の記録がない
SNS発信がきっかけで注目された
「誰が最初に言い出したのかわからない」
という“都市伝説型の心霊スポット”。
今や「噂」や「動画の違和感」が拡散されることで、“新たな恐怖”が作られていく時代なのかもしれません。
行くも行かぬもあなた次第。
好奇心が勝つか、それとも理性が止めるか──静かに生まれた“新たな心霊地図”は、今も広がり続けています。