チェーンソー彫刻家の木霊光さんがオーストラリアの国際大会で優勝し、話題となっているのでご紹介します!
木霊さん(北海道・下川町)が優勝したのは、1月19日~23日にオーストラリアで開催されたチェーンソーアート国際大会「オーストラリアン・チェーンソーカービング・コンペティション」。
その時の作品がこれです!
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作品の名は「スピリッツ・オブ・ザ・プレイガーデン(精霊たちの遊ぶ庭)」。自然の精霊をイメージしており、左右に女性と男性が並び、その頭部はオオカミ、馬、タカと同化。土台もフクロウと一体化した人とグリーンマン(木の精霊)の顔が彫られています。
チェーンソーアート自体を初めて知りましたが、チェーンソーでここまで繊細な表現ができることが凄いですね。木霊さんは、自然の多い北海道・下川町で暮らしていることから、そこでインスピレーションを得たものを素直に表現していこうとされているようで、今年の自作品テーマを「自然にかかわる神秘的なもの」と決めているとのこと。
材料となる丸太は抽選で決め、木霊さんは直径80センチ、長さ2mのサイプレス(日本でいうヒノキ)を当て、木の節や形を見ながらデザインを考えたそうです。
ちなみに、こちらは大会の様子。オーストラリア、カナダ、アメリカ、イギリス、日本から世界の強豪10人が出場。初日の気温が40度を超える猛暑の中、4日半という長期戦で展開されたとのこと。
見事に優勝した木霊さんは、今年1発目の大会で優勝できたことで自身の作風に自信を深めたようで、今後の目標を以下の様に語っていました。
チェーンソーアートとしてだけでなく、木彫刻として評価されるレベルに上げて、チェーンソーアートの世界を広げていきたい。
木霊さんは、東日本チェンソーアート大会2007チャンピオン、龍神・彫刻競争2006チャンピオン、タスマニア国際大会2008チャンピオンなど数々の受賞歴があり、世界の大会を連戦し、国内外トップのチェーンソーアーティストとして活躍されています。
ちなみに、木霊さんの過去の作品がこちら。イマジネーションと、それをチェーンソーで具現化してしまうことが凄いです。
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こちらは鷲の頭。
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その他の作品はこちらでもチェックできます!
木霊さんは下川町森林組合に勤務しながら、毎朝町内上名寄のアトリエへ通い、仕事前の創作活動に励んでいるといいます。チェーンソーアートの牽引者として、さらなる高みを目指す木霊さんの今後の活躍に注目ですね!
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