※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、「娘の髪を“勝手にカット”された」という驚きの体験談。
投稿者は、関東在住の30代女性・Yさん。
義母に子どもを預けた数時間後、帰宅した娘はショートカットになっていました。
本人の希望も親の許可もないまま、美容院に連れていかれたというのです。
誰の子育てなのか――勝手な善意がもたらす『モヤモヤ』を描いた体験話です。
今回は、義母の“悪気のない暴走”に、怒鳴らず静かに一線を引いた母親のエピソードです。
★ 1話完結の“親子の境界線”と信頼回復のヒントを紹介します ★
目次
始まりは「ちょっと預かるだけ」のはずだった
「今日は私が見てあげるわよ」
そう言ってくれた義母に、娘(5歳)をお願いしました。
急な仕事が入り、保育園のお迎えが難しかったのです。
義母は口出しや行動が少し強引な“おせっかいタイプ”。
でも今回は夕方までの数時間。まさか髪を切ってくるとは思っていませんでした。
「あら、スッキリしたでしょ♡」…じゃない!
夕方帰宅すると、玄関で出迎えたのは笑顔の義母と、ショートカットの娘。
「え!?髪……どうしたの?」
驚く私に、義母はあっけらかんと、
「前から髪が目に入ってたでしょ?邪魔そうだったから、美容院に連れてってあげたの♡」
娘のロングヘアは、肩上までバッサリ切られていました。
娘の反応と、私の怒り
『ママにはサプライズにしようね』って言われたの。
娘は嬉しそうに話しました。
親に相談なしで美容院へ行き、しかも“サプライズ扱い”に。
娘を巻き込んだ勝手な行動に、怒りとショックが込み上げました。
義母の主張と、すれ違う価値観
義母は言います。
「昔は親が勝手に切ってたのよ。見た目より清潔感!」
義母世代には普通のことだったのかもしれません。
でも今は、子ども自身も髪型にこだわりを持つ時代。
娘は「ロングにしたい」と言っていたのに。
それを伝えても「そうだったの?」と軽く流されました。
“孫は自分のもの”という感覚
義母にとって孫は“自分の可愛い宝物”。
でもその思いが強すぎると、親を飛び越えて勝手に決めてしまう。
子育ての主導権はあくまで親にあります。
祖母であっても、越えてはならない線があります。
私がとった“静かな反撃”
その夜、義母に伝えました。
「娘は髪を伸ばすのを楽しみにしていたんです。
今後は必ず私に確認してください。
もし同じことがあれば、もう預けられません」
感情的にならず、冷静に、でもきっぱりと。
義母はムッとした表情でしたが、「わかったわ」と返してきました。
数か月後、むすめの髪はすこしずつ元の長さに戻っていきました。
「ママ、またリボンで編み込みしてね」
そう言われたとき、本当にホッとしました。
あの出来事は、親としての“線引き”の大切さを教えてくれました。
まとめ:親の“ひとこと確認”は信頼のカギ
★ 家族でも“決定権”の境界線は守るべき
★ 子どもの体に関わることは親の許可が最優先
★ 「昔はこうだった」は今に通じないこともある
信頼していたからこそ起きた“勝手な行動”。
「悪気がなかった」では済ませず、丁寧な確認を。
一度切った髪は戻りません。
だからこそ、「ひとことの確認」が信頼関係を守るカギになるのです。