
※本記事はFUNDO編集部に寄せられた体験談をもとに作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
「うちの旦那、なんか変かも」
最初に気づいたのは、意外にもママ友たちの噂話でした。
私・Y子(40歳/主婦)には、息子のサッカー少年団(いわゆるスポ少)で知り合ったママ友・M美さんがいました。
誰にでもフレンドリーで、スポ少の飲み会では場を盛り上げてくれる人気者。私もよくLINEをしたり、一緒に試合の応援に行ったりしていたんです。
目次
ママ友の気になるひと言
そんなM美さんがある日、みんなのいないところでボソッと言いました。
「Y子さんの旦那さんって、優しそうだよね」
そのときは軽い話題として流しました。でも、後から別のママ友が、意味深なことを教えてくれたのです。
「最近さ、M美さん…コーチだけじゃなくて既婚パパとも仲良すぎってウワサあるよ」
それを聞いた瞬間、背筋がゾッとしました。
え?もしかして、うちの夫も…?
思い返せば、夫は最近「残業が増えた」と言っては、スポ少の練習後に遅く帰ってくることが増えていました。
洗濯物にほんのり香水の匂いを感じた日も。
「まさかね、まさか、あのM美さんと…?」
不安はあるけれど、証拠もない。
でも、このままモヤモヤして過ごすのはもう限界。
私は決めました。
夫を、尾行してみよう
このまま見て見ぬふりはできない」そう思った私は、覚悟を決めました。
翌週の土曜日、夫はいつものように「スポ少の保護者打ち合わせ」と言って朝から外出。
私は息子を母に預けて、こっそり後を追いました。
会場はいつものグラウンド。
でも夫は練習が終わる頃、M美さんの車の助手席に当然のように乗り込んだのです。
そこから車は、大通りを抜けて、なぜか反対方向へ…。
そして止まったのは、駅近くのビジネスホテル。
信じたくない。信じたくない。でも…。
目の前のホテルの自動ドアが、ゆっくりと2人を飲み込んでいく。
その瞬間、頭が真っ白になりました。
「本当だったんだ…」
その夜、夫が寝静まったあと、私はこっそりとスマホを手に取りました。
LINEをチェックすると、M美さんからのメッセージが何件も…。
でも、もう私は知ってしまった。
LINEをチェックすると、M美さんからのメッセージが何件も。
「今日ありがとう♡」
「また次も楽しみにしてるね」
もう、隠す気さえないのかと、怒りより呆れがこみあげてきました。
私が選んだスカッとのやり方
すぐに問い詰めて、怒鳴り合いになるのも一つの方法。
でも私はもっと静かに、確実に終わらせたかった。
数日後、夫には証拠を揃えた上で淡々と話しました。
「あなたがスポ少でやってきたこと、全部わかってるよ」
夫は最初こそ驚いていましたが、私がホテル前の写真やLINEのスクショを出すと、顔が真っ青に。
「…ごめん、魔が差したんだよ」
はいはい、いつものセリフ。
私は一言だけ言いました。
「もう帰ってこなくていいよ」
まとめ:スポ少ママも、信用しすぎちゃダメ!
★「仲良しママ友」でも、裏で何をしているかわからない
★ 不安になったら自分の目で確かめるのが一番確実
★ スカッと別れたあと、周囲のママたちは味方してくれた
今、私は息子と2人で穏やかな日常を送っています。
M美さんはチームから離れたそうです。夫のことも、正直どうでもいい。
スポ少って子ども第一の場のはずなのに、大人が一番問題を起こすなんて、皮肉なものですね。
裏切りの瞬間は確かに苦しかった。でも今は、静かな日常が何よりのご褒美です。