※本記事はFUNDO編集部に寄せられた体験談をもとに作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
「それ、余ってるならウチにもちょーだい」
最初は軽い冗談かと思っていました。
けれど、義母のちょーだいはどんどんエスカレートしていったのです。
これは、恐怖のクレクレ義母との恐ろしい体験談です。
「家族だから」と言われると、つい断りづらくなってしまう…。
あなたの周りにも、そんなクレクレ義母はいませんか?
目次
「え、それ新品?余ってるならもらってあげる!」
私・A子(35歳/主婦)は、夫と娘の3人暮らし。
義実家とは車で15分の距離に住んでいます。
義母は明るくておしゃべり好きな人。
最初の頃は「にぎやかで楽しい人だな」と思っていました。
ところが、ある日からちょっとした違和感を覚え始めました。
新しいキッチン家電を買った話をしたら、
「え〜それうちも欲しかったのよ〜、余ってたらちょーだいね」
娘の新品のリュックを見せたら、
「この間〇〇ちゃん(義妹の子)に買ってあげてなかった?お下がりちょうだい!」
そう…、義母はまれにみるクレクレ系民族だったのです。
くれるのが当たり前という顔
義母のすごいところは、「もらう前提」で話が進むこと。
■「お歳暮たくさん来たでしょ? 余ったらちょーだいね!」
■「この間のキャンペーンでもらったやつ、実家にも分けてよ」
■「あら〜それ二つあるの? 一個ちょーだい♡」
まるで、もらえる権利でもあるかのような口ぶり。
断ろうものなら、
▶「え?ケチねぇ」
▶「昔の人は家族で助け合ったものよ」
▶「A子ちゃんって冷たいのね〜」
と、マウント混じりの小言が返ってくる始末…。
義母が義妹宅に「勝手に」持っていった日
そして決定打となったのが、私の不在時に義母が家へ来て、
玄関に置いていた未開封のふるさと納税の返礼品を持ち去っていた事件が発生…。
「使ってないみたいだったから〜♪ 義妹ちゃんのところでありがたく使わせてもらったわよ」
……それ、頼んだ覚えも、許可した覚えもないんですけど?
信じられないという思いと、勝手に踏み込まれた悔しさがこみ上げてきました。
義母の態度と発言には本当に驚いたことを今でも忘れません。
私が選んだ正しい距離感
夫に相談すると、「悪気はないんだからさ〜」「少しは家族サービスだと思って」と、ピントのズレた返答。
このとき、私は決めました。
甘い顔をしてはいけないと。
それからは、
◎「必要ならご自分でご購入くださいね」
◎「これは家族のために取っておいたものなので、他人にはあげません」
◎「今後、我が家にあるものを無断で持ち出したら警察に通報しますね(ニッコリ)」
という、言い方は柔らかく、内容はきっぱり方式で対応しました。
義母の反応は…?
最初は「またまた〜」と笑っていた義母。
でも、私の目が本気だと気づいたようで、それ以降ちょーだいの回数は激減。
義妹からも後日LINEで、
「お母さん、最近ちょっと静かになった(笑)」
というメッセージが届きました。
それ以来、義母との付き合い方も少しずつ変わりました。
必要以上に踏み込まれることもなくなり、今はほどよい距離感を保てています。
まとめ|家族でも「勝手に持ってっていい」は通じない
★ 近すぎる距離は、甘えと依存を生む
★ 「欲しいものは自分で買う」が大人のルール
★ やさしいNOを言える自分を持とう!
「家族だから」といって、なんでもちょーだいが許されるわけじゃない。
線引きすべきところでは、ハッキリと。
あなたの家庭と、あなたの持ち物は、あなたのもの。
当たり前のことを当たり前に守るためにも、「正しい距離感」は必要です。