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ブータン王室に待望の皇太子が誕生し、国民が苗木を植えることでそれを祝福しました。
2016年2月にブータンのワンチュク国王とジェツン王妃の間に男の子が生まれ、国全体が幸せに包まれています。
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2人の間に皇太子が生まれたことで、ブータン国内は祝賀ムード一色に染まりました。そんな中、多くの国民が参加した盛大な催しが開催され、話題になっています。
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10万8千本を植林
催しの規模がスゴイと話題になっているのが、2016年3月6日に国民ボランティアが行った植林の本数です。
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その数なんと10万8千本!しかも、この数にはきちんとした意味があります。苗木10万8千本の「108」は仏教における神聖な数字とされているのです。また、誕生を祝う催しに植林選んだ理由については「ブッダが悟りを開いたのは、木の下であった。木は、生命、長寿、創造と美を表す」と主催者が説明しています。この植林には皇太子が健康に育ってほしいという願いが込められているのですね。
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誕生祝いとして植林された苗木は国民の約7分の1という膨大な数だったのですが、集まったボランティアは苗木の数を越えていたそうです。
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これだけ数の人が集まるとは...王家が国民に慕われているのがよく分かります。これだけの想いを受けた皇太子は健康に育つこと間違いなしですね。
ブータンと日本の友好
今回話題になったブータンのワンチュク国王ですが、平成23年3月11日に東日本大震災の被災地である福島県相馬市を訪問、震災からの復興と日本とのさらなる友好を願って国王が自ら選んだイトスギを贈っています。
<一般的なイトスギ>
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このイトスギ、ブータンでは幸せと繁栄をもたらす聖樹とされているそうです。
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そんなイトスギですが、震災から5年を迎える直前の2016年3月8日に和歌山県高野町にある震災の物故者慰霊碑そばに植樹されました。このイトスギが、被災者の慰めとなってくれる事を祈ります。
日本とも友好関係を築いているブータンが、皇太子誕生をきっかけに、さらに幸せな国になっていくことを願っています。
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