
「ありのままが美しい」「なぜ、修正する必要があるのだ?」
とある下着ブランドがモデルのフォトショ加工をやめたら売上アップにつながったというニュースが、海外のWEBサイトで紹介されて話題となっています。
話題のブランドは、18歳から25歳を対象としたアンダーウェアとドームウェアのブランド「aerie(エアリー)」。現在、アメリカとカナダに158の単独店舗を展開し、アメリカ国内および世界中の「American Eagle Outfitters(アメリカン・イーグル)」でも展開されています。
あらゆる体型にもフィットすることから、世界中の多くの女性たちの心をつかんできたブランドです。
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2014年以来、モデルの写真修正を中止
エアリーは2014年から、「もし、モデルの写真を修正しなかった場合、どんなに素敵になるのだろう」という考え方を発端とし、モデルの写真修正の中止を決定。従来は修正を施していた体型や傷跡、ほくろ、タトゥーなどの修正を一切やめたといいます。
エアリーのインスタグラムには、ありのままの美しさが伝わってくる数々の写真が掲載されています。
キャンペーン「#aeriereal(エアリー・リアル)」をスタート
2014年からは一般的に大柄だとされる女性などを積極的にモデルとして起用し、ありのままの美しさを伝える広告に注力。その結果、競合との差別化ともなり、収益が前年比20%アップしたとのこと。多くの消費者(女性)の共感を獲得した結果だと伝えられています。
このキャンペーンは一過性の取り組みではなく、エアリーのアイデンティティに関わるものだとし、今後もソーシャルメディアの活用を中心として広く訴求活動を継続していくそうです。
また、エアリーは、国立摂食障害協会(NEDA)の取り組み「国立摂食障害ウィーク」に公式スポンサーとして参加。美しさ(美しい=やせる?)を追求するあまりに摂食障害に陥る女性…そのサポートをする取り組みを支援しているそうです。
これまでの下着モデルの概念を覆しただけでなく、ありのままの美しさを広く浸透させていくという意義ある活動を展開するエアリー。今後もその取り組みには要注目ですね!
出典:uk.businessinsider.com / indy100.independent.co.uk