出典:city.iwamizawa.hokkaido.jp
皆さんは図書館を利用したことはありますか?沢山の本を無料で借りて読むことの出来る素晴らしい制度ですよね。しかし、Twitterでは図書館のやり方に対して「すべての図書館がこのやり方で本を集め、タダで貸し続けたら、作家は死にます。」と呟いた小説家の”万城目学”さんのツイートが話題になっています。
▼こちらが万城目先生のツイート
図書館の新作の貸し出しについては、寛容であろうと思っています。文化の多様性を支える一翼でありたいからです。でも、これをやられると、やはり心が冷えます。もしも、すべての図書館がこのやり方で本を集め、タダで貸し続けたら、作家は死にます。https://t.co/Mvv4JFN2qp
— 万城目学 (@maqime) 2016年5月19日
万城目さんの仰るこのやり方として、例に挙げられた図書館は高岡市の”高岡市立図書館”この図書館では、予約の多い本として、具体的に作品名を記し、寄贈のお願いを行っています。
予約の多い本です。
図書館資料として活用します。羊と鋼の森 (宮下 奈都 著)
アンと青春 (坂木 司 著)
橋を渡る (吉田 修一 著)
天才 (石原 慎太郎 著)
暗幕のゲルニカ (原田 マハ 著 )
また、同じ夢を見ていた (住野 よる 著)
「かいけつゾロリ」シリーズ、「ミッケ」シリーズ など
作家の立場からすれば、このやり方をやられてしまうと、本が売れなくなってしまう。本が売れなければ収入がなくなるので、作家は死にます。という事に繋がってくるのです。
なるほど、作家の先生にしてみればこのような意見が出てくることは頷けますね。
Twitterでもいろんな意見が寄せられていました。
@maqime 「読み終えた本を寄贈してください」は大抵の図書館で箱を用意してやっているみたいですが特定のタイトルを掲載してのリクエストはやりすぎに感じますね。
— やす ひで (@yasuhide40) 2016年5月20日
@maqime 故に作家さんも日図協や書協と共に図書購入予算の増額を訴えていただきたい。(国は図書館に係る地方交付税算定基準を下げようとしている。)また利用者諸氏には、共有資源利用にはある程度の不便は受け入れることを了承して欲しい。
現場は予算の制限と利用者の要求の板挟みなのです— Keplerus (@1618Kepler) 2016年5月20日
@maqime 「分析の結果、むしろ図書館における書籍の貸出によって、売上が総計としては増加…貸出が売上を減少させているという主張は正確ではない」>公立図書館における書籍の貸出が売上に与える影響について 中瀬2012 https://t.co/yQkRJ3yTI3
— 松永洋介/ならまち通信社 (@narapress) 2016年5月24日
@maqime 本を買わないひとは金があっても買わない。本好きは生活費を削ってでも買う。好きな作家なら出たらすぐ買う。図書館で読んで手もとに残したくなったら買う。それが本当の読者(^-^)/。
— troubadour (@1966troubadour) 2016年5月23日
@maqime この図書館だけじゃなくほとんどの図書館がやってます。財政難と回転率のために。作家サイドにすれば死活問題。
— maikorinn (@lucha_teamo) 2016年5月24日
@maqime 読む機会が皆無よりはましかと。おもしろくて書籍が予約で一杯だったら買う人も出てくるでしょう。そんな書籍をめざすべきでは。高岡図書館の対応を是とする気はまったくありませんが。
— 山田道夫 (@yamsan) 2016年5月20日
様々な意見がありますが、皆さんはどう思われますか?作家の立場、読者の立場、図書館の立場と立場によって考えは変わってきそうです。
出典:twitter / city.takaoka.toyama.jp / j-cast.com