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113番目の新元素の名前が「ニホニウム」と発表されました。そんな中、その元となった原子である「ビスマス」が美しい!と話題になっているのでご紹介します!
113番ニホニウム(Nh)。日本にちなんだ新元素の名称案が発表。周期表には日の丸が。国名由来の元素名としては32番ゲルマニウム(Ge)、87番フランシウム(Fr)などあるようです。記事→https://t.co/C1uKA06rzg pic.twitter.com/3O9tDk6hYY
— 日経新聞写真部 (@nikkeiphoto) 2016年6月9日
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目次
113番目の元素の名前が「ニホニウム」に
日本の理化学研究所のグループが発見し、日本に初めて命名権が与えられた「113番元素」について、化学に関する国際機関は名前の案に関しては日本の提案どおり、日本というワードを取り入れた「ニホニウム」に決めたことを8日午後10時半、ホームページで発表しました。また、元素記号の案を「Nh」に決めたとことも併せて発表されました。
国際機関では、これから5ヶ月間、一般から意見を募集した上で、今年の末か来年のはじめ頃に、名前と元素記号を正式に決定する見通しだといいます。決定すれば、世界中の教科書などに掲載されている全ての元素を一覧にした周期表に「ニホニウム」の名前が書き加えられることになります。
これまで「元素周期表」原子の数が113個の元素は空白となっていました。この空白を埋めるためにアメリカ・ロシア・ドイツなどの研究機関は「113番」元素の発見にしのぎを削ってきました。
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align: left;">「30番」と「83番」の原子を超々速度で衝突させる実験
日本で研究が始まったのは2001年。実験の仕方は、元素番号「30番」の亜鉛(Zn)と「83番」のビスマス(Bi)の原子を、加速器と呼ばれる大型の実験装置を使用して超々速度で衝突させるというもの(ぶつかり合った原子は、ごくまれに「核融合反応」)。「30」+「83」=「113」。よって、「113番」の元素ができるというものです。
では、話題の「ビスマス」とは!?
こちらが、ビスマスの美しさが分かる話題のツイートです。
新元素がニホニウムになる話で、「原料になったビスマスって原子、どんな形してるのかなー」って調べたら、虹色に光る古代遺跡みたいな鉱物が出てきて、こんなのが現実世界に存在してるのすごすぎる… pic.twitter.com/VSHOD0MMCY
— ひきこうもり (@Hikikomori_) 2016年6月8日
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(寄せられていた声)
@Hikikomori_ すごーい! ホント、ミクロとマクロの感覚がおかしくなりそうな、まるでひとつの景色みたいな結晶ですね! 見とれちゃう。
— ROBIN@「パズドラま!」単行本発売中 (@robin01jp) 2016年6月8日
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@Hikikomori_ @bionzx こんにちは。他の鉱物とか雪の結晶なんかもそうですが、自然は意外に数学的、幾何的ですね。生物はちょっと別な気もしますが。
— cat (@catreo135) 2016年6月9日
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@Hikikomori_ おおおぉ~ こんなに美しいとは!源氏香の図を思い出します。
— まぁまれぇど (@jamaryellow) 2016年6月9日
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今回の件で、113番元素を発見した理化学研究所のグループのリーダーである九州大学の森田浩介教授はコメントを発表しました。
長い元素発見の歴史の中で、欧米以外の国で元素を発見したグループはありませんでした。今回、新元素の認定と命名はアジア初のことです。私たちは、応援してくださった日本の皆さんのことを思い、新元素を『ニホニウム』と命名いたしました。国際機関によって最終決定されれば、周期表の一席を占めることになります。人類の知的財産として将来にわたり、継承される周期表に日本を中心とする研究グループが発見した元素と、その名前が載ることは大変光栄なことです。
「ニホニウム」が掲載された周期表…実際に目にする日が待ち遠しいです!
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