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岩手県大槌町の子供たちが、復興支援に対する感謝を人文字で表現。この人文字はリオ五輪で披露される予定とのことで、話題となっています。
東日本大震災の発生から1950日目。震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の子供たちが、来月行われるリオデジャネイロオリンピックの閉会式で映し出される映像の撮影に臨み、人文字を作って、復興への支援に対する感謝の気持ちを表現しました。
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2020年東京オリンピック・パラリンピックの組織委員会は、リオデジャネイロオリンピックの閉会式で、被災地の子どもたちなど合わせて1万人以上の映像を流す準備を進めているとのこと。
その中で岩手県大槌町では、震災時に世界中から寄せられた復興支援への感謝の気持ちを伝える手段として、「THANK YOU」と人文字を作ることとなり、7月11日に撮影が行われたそうです。
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人文字を作ったのは、被災した小学校と中学校が統合して発足し、今も仮設の校舎で授業を続けているという大槌学園の子どもたち636名。スタッフがドローンを飛ばし、上空から撮影をスタートすると、「ありがとう」と感謝の気持ちを大きな声で伝えたり、風船を元気よく振ったりしていたといいます。
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復興の現状
大槌学園のとある生徒は、「世界中の人々のおかげで大槌の復興が進んできている現状の報告と感謝の気持ちを伝えたい」と話していたそうです。とはいえ、復興の現状に目を向けると、まだまだと言わざるをえない状況とも言えます。
大槌学園、グラウンド造成工事の様子(2016年6月)。
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これらの画像だけで一概に判断はできませんが、色々と考えさせられるものがあります。
ちなみに、人文字が撮影された映像は日本時間の8月22日、リオ五輪の閉会式で、オリンピックの旗を次の開催都市である東京に引き継ぐセレモニーにおいて、世界に向けて発信されるそうです。