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「次男の交際相手が気に入らない。結婚は許せません」という親からの投書に対する高橋源一郎さんの回答が話題となっているのでご紹介します。
高橋源一郎さんといえば、作家としてはもちろん、テレビ番組などさまざまなメディアに出演されるなど、幅広い分野で活躍されています。そんな高橋さんがどのような回答をしたのでしょうか。
こちらがその投書を取り上げているツイートです。
「次男の交際相手が気に入らない。結婚は絶対に許さない」とほざく毒親をバッサリ切る高橋源一郎、素晴らしすぎる pic.twitter.com/LBnfp5dGPh
— 蔦 (@ivy0110) 2016年7月18日
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(以下、投書及び高橋さんの回答:原文そのまま)
29歳次男の交際相手に夫婦で納得できず悩んでいます。相手は27歳で遠距離交際が3、4年続き、そのうち熱が冷めると思っていたら「結婚を認めて」とあいさつに来ました。相手の服装や第一印象が悪く、将来子どもに宿題を教えられるのかも疑問です。子に忠告するのは親の役目だと思っています。私たちが認めれば誰も苦しまないのですが、どうしても彼女との結婚は許せません。
この相談に対する高橋さんの回答が以下になります。
正直に申し上げて、何が問題なのか私には分かりませんでした。憲法24条には「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し」と書いてあります。ご次男とその女性が結婚したいと思っていらっしゃるなら、それを止める権利は誰にもない、ということです。こうした婚姻の条件は大日本国憲法にはありませんでした。家長の意向を拒否することは難しかったのですね。
ご次男の結婚を「認められない」?「許せない」?その「上から目線」のことばづかいが、そもそもわたしにはまったく理解不能です。あなた方は、ご次男を自分の所有物だと思っているのですか?ご次男は、独立した人格をもった大人なので、そもそも、あなた方に「認めてください」という必要もないのです。なのに、子としての礼を尽くして、わざわざ、そうおっしゃった。立派な方だ。それにいちゃもんをつけるなんて、非礼なのは、あなたたちの方でしょう。
百歩譲って、その女性が、どうしても気に食わないということは事実だとしましょう。その場合、親というものは、「この女性の良さが、私にはどうしても分からない。けれども、息子が好きになったぐらいだから、私には分からない良さがあるのだろう。なんとか頑張って理解してみよう」と思うものじゃないでしょうか。
人生のめでたい門出にあたって、理不尽なケチをつけられているご次男たちが気の毒です。
憲法の観点から意見を述べつつ、「所有物」というワードを用いながら、次男は人格をもった大人であり、非は両親にあるとしています。この投書と高橋さんの回答に対しては、さまざまな声が寄せられていました。
@ivy0110
高橋さんの言う事は最もだが。その交際女性の「人となり」を見ない事には何とも言えないと思う。別に子供を所有物だと思っての反対ではないだろう。又この場面における親子関係に憲法だの人権だのというのではなく、まず、両親と交際女性とが解り合える機会を増やすべきとも思う。— じるとや (@jirutoya) 2016年7月18日
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@ivy0110 内容に全く異存はありませんが、この相談がフェイクではなく真実なら、相談者が意固地になるだけで全く解決にならない。
毒親退治が目的ならこの回答で良かろうが「人生相談の回答」としては下の下。— カレー (@_curryroux) 2016年7月18日
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@ivy0110 @desshy1025 この母親は55歳。次男が29歳だからこの母親26歳の出産。相手は当時の自分より年上じゃないですか!! その辺の想像力洞察力が欠如しているのでこの母親の方がダメなんじゃないですかね?
— NISHIMURA Tohru (@tohru_nishimura) 2016年7月18日
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@ivy0110 @lonely_photo この毒親、ばっかじゃないの!自分が気に入る人なんて、そうそういない。次男の人格そのものを拒否している。子離れ出来ていない。情けない。ほんま、次男がかわいそうだ。高橋源太郎氏に、エールを送りたい。
— 瀬戸内岡山鐵管理局(闇* (@tetubunotoko) 2016年7月18日
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@ivy0110
んー。内容不足で何とも言えないが、第一印象がどう悪かったかによる。挨拶には来たがチャラチャラした態度。一般常識がなく、だらしがない様なら親として反対するのは当たり前だよね?
細かく書いてないからわからんけど、毒親かどうかはそこらへんハッキリしないと言えないな。— lfgh403 (@Hci_Hw) 2016年7月19日
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確かに、挨拶に連れてきた相手の情報など投書の内容が不足していることが、両親を非とする高橋さんの回答につながっている可能性もあるかと思います。相談の回答としては不十分だという意見も見られますね。
結婚に伴い親子間に生じる問題…。各家庭によりさまざまあるかと思いますが、親子双方が納得のいく形で解決できればよいですね。
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