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「たとえ紛争を経験していても、夢はかなえられる。たとえ多くの問題を抱え、小さくて貧しい国にいるとしても、五輪のチャンピオンになるような大きなことを達成できる。そう子供たちに伝えたい」
柔道女子52キロ級で金メダルを獲得したコソボ代表 マイリンダ・ケルメンディ選手の言葉です。五輪初参加でありながら初のメダル。それも金メダルを獲得するという快挙を達成したケルメンディ選手の涙には
さまざまな思いが詰まっています。
コソボのケルメンディ選手〈私は1999年の戦争で死ぬだろうと思った〉 Judo: Kelmendi makes history with gold for Kosovo https://t.co/5sYV8wtoYH
— 石田昌隆 (@masataka_ishida) 2016年8月8日
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目次
紛争が終結した時から柔道を始めた
ケルメンディ選手が柔道を始めたのはコソボ紛争が終結した1999年。8歳の時でした。人口約10万人の町ペヤの自宅近くの道場「IPPON」を姉に誘われて訪れたことがきっかけだったといいます。コーチのドリトン・クカさんがオーナーで、以来、二人三脚で歩んできたそうです。
https://t.co/JIkQehqtgS リオ五輪柔道女子52キロ級で、コソボのケルメンディ選手が五輪初参加の祖国に金メダルをもたらしました。半年ほど前に同国で取材した和田カメラマンが、その瞬間を撮りました。 #リオ2016 pic.twitter.com/pAAEi2oOlu
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2016年8月8日
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内戦と国際政治に翻弄されてきたコソボのケルメンディが母国に初の金メダル。決勝で対戦相手のジュフリダが彼女を讃える姿が印象的だった。ケルメンディがどんな困難と向き合ってきたか、ライバルたちは知っていた。 https://t.co/UDdqKORs8u
— 古田 大輔 (@masurakusuo) 2016年8月8日
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ケルメンディ選手は、コソボ独立(2008年)の翌年の世界ジュニア選手権で優勝。頭角をあらわし始めましたが、当時コソボは国際オリンピック委員会(IOC)から加盟を承認されていませんでした。前回のロンドン五輪では市民権を持つ隣国のアルバニア代表として出場しました。
君が世界で勝つと、とてもうれしい。紛争で失ったものを忘れさせてくれる。
コソボの人々から期待を一身に集めたというケルメンディ選手。しかし、3回戦で敗退。その後はしばらくの間、精神的に立ち直れなかったといいます。
戦争の中で生活していた…それでも柔道を楽しもうと決めた
戦争のある国で生まれ、戦争のある中で送る日々の生活。それでも柔道に打ち込み、柔道のある人生を楽しもうと決めたといいます。それからケルメンディ選手の努力の甲斐もあり、2013年・2014年の世界選手権を連続制覇。さらに、2014年末にはコソボの加盟がIOCから承認されることとなりました。
競技会場に初めて国歌が流れる
柔道女子52キロ級はコソボのケルメンディが優勝。独立したコソボの国旗が、一番高い位置に揚がりました。 pic.twitter.com/5hvtbSSXIO
— 柴田真宏 (@MasShibata) 2016年8月7日
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日本の中村美里選手との準決勝を一つの指導の差で制して迎えた決勝。畳に手を当て、祈るようにしてから臨むと開始29秒、得意の内股で有効を奪って勝利。五輪で頂点に立ちました。表彰式では表彰台の一番高い所で涙を何度もぬぐい、コソボの国歌が会場に流れました。
(寄せられていた声)
日本人としてただ悔しい〜って思いながら準決勝みてたけど…それぞれに勝ちたい理由があるんだよねおめでとうございます!!
五輪柔道:紛争の国に歴史的な金 コソボ代表ケルメンディ - 毎日新聞 https://t.co/tmsKzIXjC4— つきか (@p_usamoon) 2016年8月10日
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<五輪柔道>紛争の国に歴史的な金 コソボ代表ケルメンディ(毎日新聞)
https://t.co/UuXDU4NR7m
こういうことをもっと報道して欲しい。
これこそオリンピックの真髄だと思う。— 汐緒 (@meromeromemeron) 2016年8月9日
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これぞ、「スポーツの力」ですね。
五輪柔道:紛争の国に歴史的な金 コソボ代表ケルメンディ - 毎日新聞 https://t.co/3ZV6p70S8p— 江夏 亜希子 (@akikoent) 2016年8月9日
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素敵なこと
頑張れば良いことがあって、国家の希望に。 https://t.co/TRwvtDXTul
— 伊藤 あづさ (@sendai_autism) 2016年8月9日
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国民に希望と勇気を与えることのできるスポーツの素晴らしさ、オリンピックの素晴らしさを改めて感じさせてくれます。2020年の東京五輪も目指すというケルメンディ選手。今後の活躍にも注目ですね!