「僕は元気に生きている」生き別れた兄弟へ届ける涙の勝!難民選手団・柔道のポポル選手

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「僕は元気に生きている」

生き別れた兄弟へ届ける涙の勝利を挙げた難民選手団の柔道選手が話題になっているのでご紹介します。

「難民選手団」の柔道男子ポポル・ミセンガ選手。リオデジャネイロオリンピックで結成された難民選手団の一人です。今回、初めてのオリンピックで勝利を挙げ、会場から大きな歓声を受けました。


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ポポル・ミセンガ選手は内戦が続くコンゴ民主共和国出身。「難民に希望を与える、五輪出場をそんな機会にしたい。メダルをとって全ての難民に捧げたいです」と大会前に意気込みを語っていました。


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3年前、世界選手権で訪れたリオデジャネイロで亡命

ミセンガ選手は3年前、世界選手権で訪れたリオデジャネイロで亡命しました。一度は柔道を諦め、貧困地区で床屋のアルバイトをしながら生活していましたが、地元のNPOの支援を受けてオリンピック選手を育ててきたトップレベルのコーチの指導で柔道に再び取り組み、今大会初めて結成された難民選手団の一員としてオリンピック初出場を果たしました。

夢の舞台で初勝利

ミセンガ選手は10日、オリンピックパークのカリオカアリーナで行われた柔道男子90キロ級に出場。難民選手団として名前が呼ばれると大きな拍手で迎えられました。初戦の2回戦でインドの選手を立ち上がりから積極的に攻め、終盤に得意の背負い投げで有効を奪って優勢勝ちをおさめました。

会場からは「ポポル、ポポル」のコールがやまなかった。
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惜しくも3回戦で敗退してしまいましたが、試合後はテレビカメラに向かって「僕は元気に生きている。気付いたら連絡してほしい」と、生き別れた兄弟へ涙のメッセージを送りました。

また、初めてのオリンピックを終え、「こんなに大きな歓声をもらえるとは思わなかった。感激している」と話していました。

開会式でも大きな歓声を受ける


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開幕直前の会見で涙

世界各国のメディアを前にした五輪開幕直前の会見で、生き別れた家族について尋ねられた時には、生き別れた兄弟への思いがこみ上げて涙を流していました。

私には故郷に兄弟がいる。幼いころに離れ離れになり、顔もよく覚えていない。もしこの声が届くなら、僕が元気でいて、五輪に出ることを伝えたい。僕が航空券を買って、ここに呼んで、また一緒に暮らしたい。

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そして、「世界中の難民の希望になりたい」という熱い思いを胸に戦いに挑みました。

ミセンガ選手を含む難民選手団は、難民の代表として戦うことを誓います。
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(寄せられていた声)


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スポーツが僕の悲しみを消し去ってくれた。母国では学校なんて行けなかった。そんな時、スポーツが自分の人生の中に入ってきた。スポーツは私にとって、もう一つの家族だ

ミセンガ選手の言葉です。この大会で活躍する姿が、世界中の難民に希望を照らしてくれたと思います。

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出典:www3.nhk.or.jp / hicbc.com


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