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芋煮会で大鍋調理に使われる重機…そこに秘められた熱いエピソードがTwitterで話題になっているのでご紹介します!
山形で行われる「日本一の芋煮会フェスティバル」といえば、山形・秋の風物詩であり、恒例行事。巨大鍋で3万食をふるまうスケールも含めて毎年話題となるイベント。1989年より秋の一大イベントとして開催されています。
直径6mの巨大な鍋を重機でかきまぜて…
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家族や友人達と河原で鍋を囲んで、わいわい芋煮を食べます。
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そして、今回話題となっているのが、大鍋調理に使われる重機にまつわるエピソードについて記述したこちらのツイートです。投稿者はアハマック@ajmaqさんです。
日本一の芋煮会で大鍋かき混ぜるのに使ってる重機が毎年新車で準備して、各部の潤滑油は食用油やサラダ油の試行錯誤の上に食用バターに行き着いた芋煮にかける熱いエピソードに目頭が熱くなるな… pic.twitter.com/Jxv4hEdUnO
— アハマック (@ajmaq) 2016年9月18日
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大鍋には里芋3トン、牛肉1.2トン、こんにゃく3,500枚、ねぎ3,500本、味付け醤油700リットル、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg、山形の水6トンを入れ、6トンの薪(ナラ材)で煮炊きします。これを聞いただけでも、とんでもないスケール!まさに日本一と称するに相応しいイベントです。
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ツイートの中の画像にこのような記述があります。
大鍋で使用するバックホーは、こうして用意しています。
バックホーは毎年新車で準備します。納車されるとまずは洗浄です。車洗浄機の倍の水圧で、熱湯を掛け、各部品の汚れや油分を取り除きます。
潤滑油は食用バター
各部品に手ぬりで、食用バターを塗布しています。食用油、サラダ油など、試行錯誤を繰り返し、食用バターにたどり着きました。協賛企業様の、情熱・愛情のこもった重機です。安心して、お召し上がり下さい。
6mもの大鍋での調理は、通常の調理器具ではうまくいきません…。そこで毎年登場して活躍しているのが、大型重機のバックホー。上記の記述はそのバックホーに関するこだわりについて触れています。
衛生面を考慮して新車を使用。各可動部分の潤滑油(グリース等)は全て洗い落とし、かわりにマーガリン、バター等を使用。バケット部は、オールステンレス製の芋煮専用バケットを装備しているそうです。このこだわり、芋煮にかける情熱には頭が下がりますね。
(寄せられていた声)
@ajmaq ちなみに、通常の食品工場では、専用の植物性油脂などを潤滑油につかっています。で、この場合には工場の機械を設計する時点で、すでに潤滑油の性質が分かっているから、それにあわせて機械の設計の方も歩み寄ることができますが… この記事のような「目的外の使用」では(次で終わり)
— htsuji (@Hideyuki_TSUJI) 2016年9月18日
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@ajmaq 当然ながら重機の特性に合わせて、特別な既定の粘りがある機械油を化学メーカーに注文して開発してもらっていたりするところに、バターをはじめをする「人間が食べても大丈夫な油脂」で同等な性質のものを、自分たちで調合するわけです。そりゃ、たいへんですわ~ 頑張った人、えらい!
— htsuji (@Hideyuki_TSUJI) 2016年9月18日
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@ajmaq ちなみに、天然の油脂というのは、実は化学工場の大きな反応炉で作るものよりも、ある特定の成分の純度が多いタイプもめずらしくないので、今でも決して馬鹿にしたものではなく、自動車レースなどでは植物由来の潤滑油が使われています。問題は耐熱性ですね。
— htsuji (@Hideyuki_TSUJI) 2016年9月18日
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@ajmaq バケットがステンと言うのが凄い。
— KAZUHITO (@kazzheat) 2016年9月18日
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@ajmaq 特に山形ということで
農機具メーカーに配慮して、
協賛「クボタ」と「ヤンマー」という
二大メーカーをしっかりお願いしてるところ
抜かりないなと評価したいと思います!— KOBA (@koba_piro) 2016年9月19日
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@ajmaq @shitamachibobs 凄いなー、びっくりです
— 日本 最高 (@nipponsaikou19) 2016年9月18日
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@ajmaq @nikogori2010 山形の心意気をわかって頂き、故郷から遠く離れている人間は頭の下がる思いです。
— 新谷 由美子 (@33aterui18) 2016年9月19日
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日本一の芋煮会は、その美味しさやスケールはもちろん、芋煮にかける情熱も日本一ですね!長年続き、地域に愛され続けるイベントには、それだけの理由があるんだなと再認識させられました。日本において、今後もずっと受け継がれてほしい一大イベントのひとつですね!
<動画はこちら>
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出典:www.y-yeg.jp/imoni/ / twitter.com