
お笑いコンビ、カラテカの矢部太郎さんが描く漫画「大家さんと僕」に登場する大家さんが死去。そのことを報告するツイートに多くのお悔やみの声が寄せられています。
「大家さんと僕」は実話をもとにしており、戸建て住宅の2階に間借りする矢部さんが、1階に住んでいる女性の大家さんと暮らす模様を描いている漫画。発行部数58万部のベストセラーとなっているほか、手塚治虫文化賞短編賞も受賞しています。
動画はこちら
そして、こちらが矢部さんによる今回のツイート。
『大家さんと僕』の読者のみなさまへ
ご報告があります。 pic.twitter.com/FAaIvGkzld— 矢部太郎 カラテカ (@tarouyabe) 2018年8月23日
(全文)
『大家さんと僕』の読者のみなさまへ
『大家さんと僕』というマンガのすべてであった大家さんがお亡くなりになりました。
もっと話したかったし、聞きたいこともたくさんありました。
お見送りをしたいまは大家さんと過ごした日々を思い出しながら、ただただご冥福をお祈りするばかりです。
大家さんは8月が一番好きだと言っていました。理由は戦争の番組をたくさんやってくれるから。そして、大切な人達は戦争に取られたくないともおっしゃっていました。
僕にとっても8月は特別な月になりました。
最後に、本来なら公にする必要のない一般の方である「大家さん」の訃報を、僕の都合でこうして公表することをご理解下さったご親族のみなさまに、感謝いたします。
矢部太郎
大家さんに対する矢部さんの想いが伝わってきます。出会うべくして出会ったとも思わせられるお二人の関係が、矢部さんの一言一句から滲み出ているような気がします。
(寄せられていた声)
・矢部さんと出会えて、大家さんはきっと幸せだったんじゃないかと思います。漫画から溢れ出る大家さんの人柄や言葉、想い、これからも大切にしたいです。 大家さんのご冥福をお祈り致します。
・きっと大家さんは矢部さんと出会えて幸せであり充実した毎日を過ごされていたかと思います。 大好きだと仰られていた8月に旅立たれたのも戦争を二度と起こしてはいけないということを後世に伝えてくださいという矢部さんへの最後のお願いだったのかもしれませんね。 故人のご冥福をお祈りします。
・大家さん、きっとこれからもずっと矢部君を見守ってくださいますよ。矢部君と過ごした日々、大家さんにとっても宝物だったでしょうね。御冥福を心よりお祈り致します。
・心よりお悔やみ申し上げます。とても残念です。矢部くんは「もっと大家さんのことが知りたいし描きたい」と言ってましたね。読者はもっと大家さんと矢部くんのことを知りたい。矢部くんを立派な漫画家にした大家さんのこと、もっと綴ってください。
矢部さんと過ごした日々は、大家さんにとってもかけがえのない日々だったと思います。大家さんのご冥福をお祈り申し上げます。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:Twitter(@tarouyabe)