
※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事は、ママ友という「ちょっとお茶しない?」が思いもよらない方向と驚愕のママ友トラブルを描いた、実話ベースの体験談です。
投稿者は、地方都市在住の30代女性・Nさん。
今回は、気がつけばわが家で女子会を開催される意味がわらないママ友の対処法についてお話しします。
今まさに「この人の感覚がおかしいかも」と悩んでいる方に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
どうぞ最後までご覧ください。
★1話完結で描かれる、優しさに漬け込むママ友の存在・衝撃の物語です★
目次
はじまりは「ちょっとお茶しない?」の軽い一言
ご近所のママ友・K子さんは、話し上手で誰とでも仲良くなれるタイプ。
最初は私も「明るい人だなぁ」と思っていましたし、子ども同士が同じ幼稚園に通っていることもあり、自然と一緒に過ごす時間が増えていきました。
ある日、幼稚園の帰り道でK子さんが言いました。
「ねぇ、ちょっとだけお茶していかない?疲れちゃって〜」
私はリビングに招き入れ、ふたりでコーヒーを飲みながら何気ないおしゃべりを楽しみました。
でも、この“ちょっとだけが、思いもよらない方向へ転がっていったのです。
くつろぎすぎ!? リビングを“自分の居場所”にするママ友

それからというもの、K子さんは何かにつけて我が家に来るように。
「子どもを遊ばせるだけだから〜」「ちょっと座らせて〜」と、ほぼ毎日のように現れ、気づけば勝手に冷蔵庫を開け、スマホを充電し、子どもにお菓子をあげていました。
最初は私も「まあ、いっか」と流していましたが、ある日見てしまったんです。
K子さんが私のソファでくつろぎながら、他のママ友にLINEで「今日も○○さんちでお茶〜♪」と送っている画面を。
――その日、私の中で何かが崩れ落ちました。
事件発生。「女子会、もう始めちゃったよ〜♡」

数日後の週末。私は子どもの用事で朝から出かけていました。
午後に帰宅し玄関を開けると、なぜかリビングから女性たちの笑い声が。
「……え?」
ドアを開けると、そこにはK子さんと見知らぬママたち数人がくつろぎ中。
リビングのテーブルにはジュースやお菓子が並び、私のクッションやブランケットもご丁寧に使われていました。
そしてK子さんがひと言。
「おかえり〜!女子会、もう始めちゃったよ〜♡」
もう、開いた口がふさがりませんでした。
無断侵入!? 「ポストの上に鍵あったから♡」
慌てて状況を尋ねると、K子さんは悪びれもせずこう言いました。
「だって前に来たとき、鍵ポストの上に置いてあったじゃない?助かっちゃった〜」
は? 勝手に家に入ったうえに、知らないママ友まで招き入れて女子会?
さすがに我慢の限界でした。
スカッと反撃。「ここ、うちの家なんで」
私は深呼吸して、冷静に言いました。
「K子さん、今日はお帰りください。ここは私の家です。
無断で入った上に、他人を連れてくるなんて、さすがに非常識すぎます。」
一瞬、リビングの空気が凍りつきました。
他のママたちは顔を見合わせながら、「え、ごめんなさい…」「そんなつもりじゃ…」と帰り支度を始めます。
それでもK子さんは引き下がらず、
「ちょっと堅すぎじゃない? みんな楽しんでるのに」
と言い返してきました。
でも私は負けません。
「“楽しんでる”かどうかじゃないんです。ルールを守れない人は、うちに入れません」
そう言い切った私の顔を見て、ようやく観念したのか、K子さんは無言で立ち上がりました。
噂の波紋と、私の本音
その後、K子さんが「○○さんに追い出された〜」と根回しを始めたという話も耳にしました。
でも、ありがたいことに他のママ友たちは言ってくれました。
「いや、そっちが図々しいよ」
「ちゃんと言ってくれてありがとう。モヤモヤしてたから助かった!」
誰かが線を引かなければ、きっとまた誰かが同じ目に遭っていたかもしれません。
終わりに:優しさと“なめられる”の境界線
★ 距離感を守れない人には、毅然とした態度を
★ 「いいよ」は、信頼関係があってこそ
★ 家は、家族が安心して過ごす“聖域”です
最初は私も、「断るのは悪いかな」と思っていました。
でも、断らないことのほうが、もっと自分を苦しめると気づいたんです。
今では、リビングに他人が勝手にいることもなく、心からくつろげる空間が戻ってきました。
これからは、優しさと毅然さのバランスを大切に。
家族の時間と空間は、何よりも優先して守っていきたいと思います。