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今からちょうど50年前の1967年3月14日、東京の上野動物園で象のインディラが脱走する事件が起きたのをみなさんはご存知でしょうか?
その脱走した象を連れ戻したベテラン飼育員、落合正吾さんのある実話を上野動物園が公式Twitterアカウントに投稿し、話題になっています。
今回は、その涙が溢れ出てしまう落合正吾さんのエピソードをみなさんにご紹介します。
インディラと落合さんの深い絆
1949年にインドのネール首相からの贈り物として上野動物園にやってきたアジアゾウの「インディラ」
そんなインディラの飼育を担当していたのがベテラン飼育員の落合正吾さんで、インディラを家族のように愛し、接していたそうです。そんな落合さんの愛が伝わったのか、インディラも落合さんを信頼するようになっていたのだとか。
それから18年後の1967年3月14日、同居していた仲間の象とケンカをしてしまい、興奮したインディラがゾウ舎を脱走する事件が起きてしまったのです!
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園内は大混乱!上空にはマスコミのヘリコプターが様子を見ています。
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落合さんはその時、病気で頬がこけ、顔色も悪く、体重は36kgにまで落ちていたにもかかわらず、駆けつけて来た飼育係員の話を聞いてすぐに長年愛用していた調教棒を持ち、インディラのもとに向かったそうです。
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そして落合さんがインディラの名前を呼ぶと、インディラは徐々に落ち着きを取り戻したのだとか。
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その事件から8日後、落合さんは天国へと旅立ちました。
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落合さんとインディラの深い愛と絆を感じられて、思わず目頭が熱くなってしまいますよね。ちなみにインディラは1983年に落合さんのもとへ旅立ったそうで、今ごろ落合さんとインディラは天国で仲良く暮らしているのかな。