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皆さん、組子細工というのをご存知でしょうか?簡単に言うと、釘や接着剤を使わず、木をはめ込むだけで組み立てていく日本の伝統技術なのですが、細かな組み合わせで様々な模様を作っていきます。
そんな、組子をアートの粋にまで高めた職人さんがいます。長野県の塩澤工芸代表の”塩澤正信”さん。平成13年、全国建具展示会において当時27歳の最年少で内閣総理大臣賞を受賞した方なのですが、塩澤さんの作品が凄いんです!
美しい組子細工
”塩澤正信”さんは、先日、テレビ東京の「世界!ニッポン行きたい人応援団」にも出演されていました。その作品は本当に美しく、見る者を魅了します。
▼こちらは塩澤さんが内閣総理大臣賞を受賞した作品「夏障子」
模様のすべては木片を組み立てただけで作られています。もちろん釘等は一切使われていません。
▼近くで見ると組んであるのが分かります。
▼さらに近づくと良くわかります
組子細工は、まず初めに全体緻密な設計図を描いていくそうです。その後その設計図に合わせパーツとなる木片を作っていきます。1つ1つ手作業で作られ、その作業が組子細工で最も重要なのだそうです。その後、完成した何百何千何万というパーツを組み合わせていく作業になります。
▼組み上げ作業
パーツは手作業ですが精密に作られており、きっちりとはまり、接着なしでも外れることはありません!
塩沢さんの作品は基本的にはオーダーメイド。大型作品となれば、完成には年単位の期間を要します。
▼こちらは東京都町田市の浄運寺の書院間仕切「老松」
出典:shiozawa.jp
この大型作品の使用部品数はなんと約29万5千個と、とんでもなく緻密な作品です!ただ、この美しさは圧巻です。
塩澤さんの作品の一部は塩澤工芸の公式ページやfacebookページでご覧になれます。ぜひご覧になってみてください。
日本の伝統工芸の組子細工、本当に細かな作業の連続で本物の職人にしか出来ない技ですね。このような日本が世界に誇れる技術を世界の人に知っていただきたいですね!日本伝統のものづくりはやっぱり凄いです!
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