出典:YouTube
あれ、中に人が入ってる?約3メートルの大きな時計の文字盤の向こうで、青い作業服の清掃員が1分ごとに、長針を描きかえているように見えます。
オランダ最大の国際空港、アムステルダムのスキポール空港のラウンジに設置されたこの巨大な時計。利用客は、みな不思議そうに眺めている様子。一体、どうやって時刻を刻んでいるのでしょうか?
目次
1分を刻む
1分経ったら…
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スクイジーで、長針が消されます。
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消し残された長針は、黄色い雑巾で拭き取ります。
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次の長針が描かれます。
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これを次々と反復する。非常に、地道な作業ですね!!実は、この文字盤の向こうの清掃員は本当に人が入っているのではなく、12時間分の映像になっているんです。それを繰り返し、24時間を刻む映像パフォーマンスとなっているのです。
制作したのはデザイナー、マールテンバースMaarten Baas氏。リアルタイムReal Timeシリーズで「スキポールクロック Schiphol Clock」という時計です。作品のコンセプトは「超現実的な時間を描く」こと。
時計全体はステンレススチール製の箱に入れられており、 想像上の清掃員がこの時計内に出入りできるよう、文字盤の反対側に出入り口が付けられ、その窓にも清掃員の姿が映っています。作業服は実際の空港の清掃員の制服を参考にしたもの。マールテンバースのホームページには実際の写真がありますので、ぜひご覧ください。また、実際の清掃員の様子は下の動画でも見れますので、こちらも併せてご覧ください!
空港で撮影された動画です
マールテンバース氏 他の作品
他にもたくさんの作品を制作されています。
リアルタイムシリーズ、 「グランドファザークロック」(画像をクリックすると動きます)
クレイクラシックシリーズ、 「ファン」(画像をクリックすると動きます)
「椅子よ、本棚になれ!!」
作品は、ほんの一部ですが、マールテンバースは他にも生活に密着した、遊び心満載のアート作品を制作しています。ご興味のある方はホームページやInstagramをご覧ください!!
出典:YouTube / 出典:YouTube / 出典:BASS / 出典:Instagram